2004年(平16)8月5日 ![]() 当局の答弁にはあきれる 先の定例議会で、ごみ収集変更の手続き問題について取り上げました。先月30日付けで「市議会だより」が配布されましたが、その中にある私の質問に対する当局の答弁にはあきれてしまいました。 私の問題意識 今回ごみ変更の事で質問をしましたが、変更内容そのものの是非には触れていません。大事な点は、法令や計画等に相反する行政執行を、行政の裁量のみでできるのかという点です。 答弁では、「一般廃棄物処理実施計画を策定し告示もしている」となっています。 「告示もしている」とありますが、告示は今年の4月です。現実にはそれをさかのぼる半年ほど前から実務上は動き出し、年末には「変更します」と市民に告知しているのです。告示を先にすべきは当然ではないでしょうか。市民すべてに関わる問題を、先に「変更します」といって後日告示をするなどとは、これもあって良いわけがありません。告示を先にし、猶予期間を置きそれから実施するのが行政というものではないでしょうか。それが住民自治というものではないでしょうか。 答弁では、「行政改革の一環として実施を計画し、市議会の全体協議会で説明した」とも書いてあります。 「環境衛生協会、自治会等で十分説明してきた」ともありますが、十分説明するのは当然ですし、そんな事が問題なのではありません。説明さえすれば何でもできるとの認識のあれわれでしょうが、その前にすべき事、計画変更等の手順が踏まれていない事を指摘しているわけです。 答弁の最後にある「ごみ収集の変更を含め行政運営にあたっては法令、計画等を遵守している」にはあきれてしまいました。どこが遵守しているのでしょう? 現在でも基本計画では「現状維持する」が生きているのです。どこに整合性があるのでしょう。実施計画を変えたからなどと当局が本気で言っているのだったら、私は市長に「法令とは、行政における計画とは」について、全職員に徹底を図るよう求めていかなければなりません。 いろいろ書きましたが、みなさんはどう思われましたでしょうか? 私は政策の是非以前の、運営のあり方として、大きな問題をはらんでいると思うのです。 ※関連する資料は誰でも見れます 踏切連動信号設置について阪神打出駅東側の踏切信号と、その南北にある信号と距離が近いにもかかわらず、その動きが連動してないため、しばしば渋滞が起こっています。そのため、歩行者にも大変危険な状況があり、なんとかならないかと地元の方から声がありました。中島事務所で調査をした結果、国内には信号を連動させている箇所があることが判明。 その結果を受け、調査資料を添えて地元の方と直接市長に要望書を手渡しました。市長も状況をよく承知しており、担当部署にその旨伝えるとの返答がありました。 (市会議員・中島健一) HOME |