[バックナンバーINDEX] [HOME]

2004年(平16)4月15日 議会レポのロゴ No.216

ほんとに腹立たしい

国民年金のCMで女性タレントが未納の上、税の申告を偽っていた事が発覚したがほんとに腹立たしい。CM作成料に6億円と言っていたが一体何人分の保険料が使われたのでしょうか。
ひと月に1万3700円だから約4万3800人の保険料が使われた事に。CMの効果はあったのでしょうか…。国会での年金論議が実のあるものになって欲しいとと思う今日この頃です。

選挙人名簿

 先週、選管から通知があって選挙人名簿の統一要綱が定められた事に触れました。その内容を紹介します。

 選挙人名簿とはいわゆる有権者台帳のことです。選挙の投票に行くと受付で台帳にチェックしている、あの名簿の事です。あの名簿は法律で整備が規定され、閲覧もすることができるのですが、その閲覧のさせ方には各自治体で大きく異なっていました。そこをつく形で選挙人名簿が民間業者に流れるなど問題となっていたところです。

 申請さえすれば、名簿そのものをコピーできプライベートな情報を得ることができる、やはり問題があるところです。芦屋市でも申請をすれば手書きによる写しがこれまでもできました。選挙が近づくと何日もかけて名簿を移していく陣営もあるようです。それ自体は名簿の本来の活用の仕方ですから規制はできませんが、目的以外に使用できないようにすることが今回の狙いのようです。

 新要綱では、意識調査や選挙とは関係ない学術調査では利用できないようにし、書き写しは手書きのみ、コピーやデジタルカメラの使用は禁止。そして、閲覧申請者や委託を受けた者には身分証明証や誓約書の提出を求め調査目的や結果の講評方法などを詳しく記載させるようになります。

 閲覧制限はより強化されますが、選挙のためとはいえ住所や生年月日、住民票があるかないか等、他人に知られるのはあまり気持ちよくないですね。蛇足ですが、神戸市選管は今後も名簿のコピーを許可するそうです。

人事異動

 4月は恒例の人事異動。役所の中も人の移動でごたごたしています。人事異動で生まれる活力は大いに生かしてほしいものです。しかし、また移動するのだからと手を抜く人もいるようで、人事異動も良し悪しがあるようです。

 監査委員の仕事を助ける監査事務局長も建設部次長に異動となりました。新しい事務局長は市民病院で事務局次長をされていた人です。今後の活躍に期待します。

 さて、監査委員は市長部局から独立した組織ですが、人事異動は市の組織の一部として行われているようです。自治法の200条では「事務局長、書記その他の職員は、代表監査委員がこれを任免する」となっていますが、実態は人事異動を追認する形。
追認は一定し方がないにしても、事前の打診が代表監査委員にあるべきではないかと思います。形式的にならざる面もありますが、今後の検討が必要かと。

 私の監査委員としての仕事もほぼ終えて、後は月例の出納検査のみ。6月には委員辞表を市長に出す予定です。まだまだやるべき事は残っているのですが、後任の委員に託していきたいと思います。

役職の位置関係

 市の役職関係を私の理解で整理すると、トップの市長、そして市長補佐役の助役と収入役。この三役は特別職となります。その下に、
 
部長、次長、課長、主幹
課長補佐、主査、主任  となります。

この他にも役職前に主席がついたり技能長などの他の役職もあります。

 他の役職との関係を見ると、保育園の所長は主査級、副所長は主席主任級のようです。学校でいえば校長は次長級、教頭は課長級と言うところでしょうか。役職をめぐって民間と同じように悲喜こもごもがやはりあるようです。

名札がようやく実現

 名札を大きくわかりやすくが、ようやく実現しました。市役所にお越しの際にはご注目下さい。つけていない職員もいるようですので、「お名前は? 名札は?」と聞いてあげてください。
 しかし、名札ひとつ変えるのに時間をかけすぎです。判断と実行までのスピードを上げることが求められています。

(市会議員・中島健一)

議会レポNo.215へ

バックナンバーINDEXへ
HOME