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2004年(平16)3月11日 議会レポのロゴ No.211

市長の施政方針演説より(2)

「学校園がすべての幼児・児童・生徒にとって、安心して生活できる場となるよう、危機管理マニュアルの作成や避難訓練の実施を通して、危機管理意識の高揚を図るよう努めます」
 この件については、昨今の事件等を考えるならば即実行すべき事です。マニュアルや避難訓練がいつになるのか、市・教育委員会の迅速さに注目。

「児童生徒の学習状況について、目標に到着しているか客観的に評価し、指導の改善に反映させます」
 そのためにも教師の指導力向上が必要。保護者の中でささやかれている問題のある教師などをどうしていくのか、この対応も注目されるところです。

「高等学校につきましては、平成19年3月末に市立芦屋高等学校を廃校とする教育委員会の方針に沿って、廃校の手続きを経て、平成17年度に向けての募集から停止する事になっています」
 廃校に伴い、神戸第一学区との統合がされ受験できる高校が増えるが、それに見合う学力向上と適切な進路指導が為されなければなりません。保護者も気になるところです。

「精道小学校の校舎の建替え工事に着手」
 ようやく工事が始まることになります。

「文化振興財団につきましては、根本的な見直しを検討してまいります」
 見直しは必要だと考えます。しかし、当の財団に柔軟な事業推進の選択権を与えていたのか? 単なる切捨てでは活力を生かす行革の意味が無いと思います。

「平成16年度に女性消防職員を採用します」
 門戸を開く事はいい事です。肝心なのはその後だと思います。

行政評価委員会のコメント(5)

みどり学級の運営事業
 「統合・終期設定」の理由が不明。13人の在籍者をどうするか、新規入級者が生じた場合はどうするか、という方針なくして、統合等の結論には至れない。市としての方針を明らかにし、現状サービスの質を担保しつつ、民間委託を含めて今後の運営を検討して下さい。

教育研究推進と研修事業
 受講者が研修の成果をどう活用、実践したかの視点も重要です。教育実践の研究、情報共有に限らず、民間、異業種など外部講師の招聘など、広く社会、経済、国際等各分野にわたる研修を検討して下さい。視野の広い教職員の育成にむけ、質の向上を目指してください。

留守家庭児童会事業
 コミュニティビジネス、NPOへの委託、有償ボランティアの活用などを検討して下さい。成果指標は受身である児童の満足度を設定できないか検討して下さい。

市立芦屋高校維持管理
 廃校を前提にしたローコストでの維持管理に努めて下さい。

芦屋市文化振興財団支援
 財団設立からの年数を考慮すると、自立した財団法人として運営が出来ていない現状は大きな問題。今後の補助については、その妥当性、有効性を見直す時期にきていると考えられます。行政職員の出向、補助金については検証、見直しをして下さい。

海浜公園プール管理運営
 季節ごとの利用率、収益率なども評価シートに記載してください。管理運営の民間委託を検討して下さい。利用者の満足度を測定し、魅力あるスクールやメニューの企画を検討して下さい。

体育館管理運営
 利用者数の推移なども評価シートに記載してください。受益者負担、使用料減免の見直しをして下さい。管理運営の民間委託を検討して下さい。利用者の少ない会議室、料理室、研究室のPRが必要です。

図書館運営事業
 どこで(図書館本館、分室)、だれが(正規職員、嘱託職員、臨時職員、ボランティア、地域住民)、どんなサービス(司書、受付、整理、その他)を提供するのかを整理すること。そのうえで、分室の運営は嘱託や有償ボランティアの参加などを検討して下さい

市民センター管理運営
 受益者負担について見直しを検討して下さい。

谷崎潤一郎記念館の管理運営
 知名度や来館者の状況を考えると、リピータ−の獲得のために展示、イベント等に工夫が必要です。市内外の未利用者を呼びこむためスタンプラリー等のPRに努めてください。民間ノウハウの導入、運営委託を検討して下さい。

美術博物館管理運営・展示等委託業務
 現状の来館者の状況、市民の求める美術館は何かをふまえて、地域での位置付け、戦略の再検討が必要です。一時的な休館や民間委託もやむをえないと考えます。リピータ−の獲得のために展示、イベント等に工夫が必要です。市内外の未利用者を呼びこむためスタンプラリー等のPRに努めてください。

マリーナタウン事業概要

 先日開かれた委員会で仮称マリーナタウン事業概要の説明がありました。配布された資料から、抜粋し、紹介します。

コンセプト
日本でトップクラスのサービスを提供する高級マリーナ

係留保管隻数
水面係留:165隻(最大100ftまで)
陸  置: 25隻(40ft〜50ft)

施設等
クラブハウス、給油施設、上下架施設、事務所

サービス
電動カートによる駐車場から艇までの送迎、24時間運営等

オープン予定時期
平成16年4月1日(予定)

(1)事業スキーム
 兵庫県企業庁より、(株)ベルボートジャパンが事業用提起借地として借用し、各事業者に転借地を行うものとする。
 敷地面積は約2万3千m2

(2)導入施設
 会員制スポーツクラブ
 ガーデンホール
 エステ・スパ

(3)施設規模
 ○会員制スポーツクラブ
      (平成16年秋オープン予定)
  施設用地 約4千m2
  延床面積 約3千m2
 ○ガーデンホール
      (平成16年秋オープン予定)
  施設用地 約7千m2
  延床面積 約3千m2
 ○エステ・スパ (検討中)
  施設用地 約3千m2
  延床面積 約2千m2
 ○駐車場等
  面積 約8千m2=約300台
 ○緑のモール等
  面積 約7百m2

詳しくはベルポート芦屋(BELLPORT ASHIYA)のホームページをご覧下さい。
http://bellport.co.jp

(市会議員・中島健一)

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