2004年(平16)3月5日
No.210
開庁時間の延長!
ラポルテ市民サービスコーナーの平日開庁時間の延長、祝祭日等もオープンしサービスが拡充されます。
4月1日から平日の開庁時間を午前10時から午後七時までに、また土曜、日曜、祝日についても、午前10時から午後5時まで開庁されます。さらに、税関係の証明書の一部についてもサービスコーナーでの発行が可能となります。欲を言えば、高浜のサービスコーナーを復活できると浜側の住民も便利なのですが…。
固定資産評価審査委員
先週から始まった定例議会において、固定資産評価審査委員の選任同意議案が採決され同意されました。提案理由は現委員の任期が3月末で満了するため。委員には引き続き次の方が選任同意されました。
新原 一世 67歳
芦屋市親王塚町4番31号
固定資産評価審査委員とは
固定資産の価格に係る不服申し出について審査するのが主な仕事です。
地方税法(抜粋)
(固定資産評価審査委員会の設置、選任等)
第四百二十三条 固定資産課税台帳に登録された価格に関する不服を審査決定するために、市町村に、固定資産評価審査委員会を設置する。
2 固定資産評価審査委員会の委員の定数は三人以上とし、当該市町村の条例で定める。
3 固定資産評価審査委員会の委員は、当該市町村の住民、市町村税の納税義務がある者又は固定資産の評価について学識経験を有する者のうちから、当該市町村の議会の同意を得て、市町村長が選任する。
4 市町村長は、固定資産評価審査委員会の委員が欠けた場合においては、遅滞なく、当該委員の補欠の委員を選任しなければならない。この場合において当該市町村の議会が閉会中であるときは、市町村長は、前項の規定にかかわらず、議会の同意を得ないで補欠委員を選任することができる。以下略
市長の施政方針演説より(1)
○「財政再建・行政改革の推進、市民参画・協働の推進、震災復興の総仕上げを市政の最重要課題として位置づけております」
市民参画担当組織を整備する事を市長は明言しました。また、以前から私が主張していた「審議会など付属機関等の設置等の指針」を定める事も明らかにし、女性委員の登用、市民委員の参画を進めるようです。
○「この3月には、南芦屋浜地区ににわが国トップクラスのマリーナ施設の完成イベントが開催される予定」
この地区は一度散歩がてらに見て回ってください。以前の空き地が見違えるように変わってきています。しかし、「トップクラスのマリーナ施設」が本当に必要なのかどうかいまだに疑問を感じます。
○「ごみの減量化対策として、可燃ごみの収集を現行の週3回から週2回に改め、新たに紙ごみを資源として分別収集します。また、ごみ収集業務の民間委託につきましては、現行の阪急以北区域からJR以北及び楠木町の区域に改めます」
ごみの減量は理解できますが、そのための週2回なのか? 財政上の問題が大きなウェイトを占めていたと思うのですが。夏場の週3回収集、何とかしたいのですが…
○「特別養護老人ホーム建設へ向けて準備を進め」「社会福祉法人の新設保育所が来年4月開所に向け建設される予定」
どちらも待機者・児童がたくさんいる現状を解消する手立てとして有効だと考えます。ただし、箱だけ整備するのでなくその中身にも熱意を注いでほしいところです。
○「市立芦屋病院につきましては……(中略)……抜本的な改革に着手する予定」
揚げ足を取るわけではないのですが、これまでの改革の取り組みは抜本的でなかったのでしょうか。この間ずっと改革に取り組んでいると言っていたのは一体なんだったのかと感じました。
○「福祉金制度につきましては、……(中略)……平成16年度は支給額を半額とし、平成17年度以降、当分の間支給しないことといたします」
現金支給から、それに見合う施策の充実に方向転換するのなら理解できるのですが、単に財政問題からでは困ります。また、当分の間とは…。
行政評価委員会のコメント(4)
下水処理場整備事業
下水道使用料の受益者負担は阪神間でも低い状況(芦屋市約100円/m3、三田市約160円/m3)、受益者負担の見直しを検討して下さい。
街路事業(山手幹線)
成果指標は交通混雑の解消、交通事故の軽減、移動時間の短縮による(経済効果)を成果指標(予定指標)として検討して下さい。工事コストの縮減に向けた見直しを常に行って下さい。
市立芦屋病院 医事オーダリングシステム
ペーパーレスに向けた取り組みをさらに進めて下さい。また、薬剤師の職能が発揮されているのかどうか(処方の薬剤の妥当性チェック)も確認して下さい。院外処方についても検討して下さい。
市立芦屋病院 給食業務
選択メニューの導入など給食サービスの質を向上させる取組み、コストとのバランスを考慮しながら、質の良いメニューを目指して管理に努めて下さい。入院患者の満足度を成果指標として把握して下さい。民間委託の範囲を拡大して、コスト削減を図って下さい。
阪神水道企業団
人口の伸びが鈍化し、使用水量も以前ほど大量に必要とされない現状では、新たな水源開発を抑制しコスト削減に努める必要があります。事業目的の「安価、良質、あるいは安定的な水の確保」を表す成果指標を検討して下さい。「市民の水道水に対する満足度」の調査を検討して下さい。
消防庁舎維持管理業務
庁舎老朽化による事故等が起きないよう、適正コストで維持管理に努めて下さい。維持管理コストの内訳がわかるデータを記載してください。光熱水費の増加抑制を目指した具体的な方針を示して下さい。
消防団運営管理事務
消防団の活動について、リスク管理の状況を記載してください。安全を確保するため、適正な状況判断を取れるよう、カリキュラムの工夫と、十分な研修機会の確保に努めて下さい。
消防の指令統制 情報の処理
消防指令装置の更新、指令の機械連動等は消防庁舎整備にあわせ総合的に検討することが必要です。問い合わせ等の緊急以外の連絡先を市民に広報することにより、緊急以外に119番を利用させないことも検討して下さい。
地区防災拠点整備事業
拠点がカバーすべき面積、住民がアクセスできる時間など、より専門的な見地から配置箇所数、場所の検討が必要と考えられます。整備済地域について、ソフト面(防災組織の育成等)の充実を検討して下さい。
(市会議員・中島健一)
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