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2004年(平16)2月19日 議会レポのロゴ No.208

要望にたいして

 昨年、「2004年度の予算と施策に関する要望書」を市に提出していましたが、それについての懇談(市の考えを聞く)の場がありました。市の出席者は岡本助役、深沢財務担当参事他。

横柄な態度

助役の横柄な態度には怒りを通り越してあきれてしまいました。
「ほとんどできない事ばかりですわ」に始まって「どれの回答がほしい?」と茶化しているのか馬鹿にしているのか。挙句の果てには「どれか言おうか〜」との発言。怒りを抑えながら、どの要望についても一応の考えを求めましたが…。助役には「勉強熱心で頭も切れる」との評価もありますが、人と接する態度がこれでは大きな問題です。

その後、「次回の人選は考えないと」「議会での追求を厳しく」などと同僚と話していたら、その話題の人がわざわざ部屋を訪ねてきて、対応の悪さを謝罪されました。でも、すっきりしないんですよね〜。

懇談の主な内容

・ 市民参画の課を設置し「参画と協働」をより具体化する。市の基本的な理念の条例化は検討する事になっているがまだ未着手。
・ 補助金事業の見直しは来年度にゼロベースでの抜本的見直し。
・ 管理職に目標管理制度を導入する。
・ 市広報に広告スペースを設け収入増を図るようにする。HPは検討中。
・ 起債利息の引き下げ、返済期間延長は引き続き努力する。
・ 審議会等については指針を設け、その中で市民の公募、女性委員の比率等を打ち出す。
・ 有償ボランティアの導入について検討していく。
・ 未利用市有地の売却については、企業も対象として行く。
・ ワンストップサービスの導入については難しい。
・ コンビニや郵便局の活用については費用が高い事もあり現状無理。
・ ホームレス対策は業平橋を残すのみ。
・ ごみ収集については夏場の週3回回収維持はできない。予定通り週二回にしていく。
・ 次世代育成計画の充実を図る。
・ 阪神打出駅のバリアフリー化は予算の関係もあり無理。
・ 消防本部の黒塗り公用車は、次回更新で廃止。
・ 水道料金の改定は避けられない。
・ 市民病院については、現在検討委員会で検討中だが、公立病院としては維持していく。
・ 中学校の通学区域廃止は研究事項。
等々

 いよいよ予算議会が来週から始まります。この懇談を受けて、市の不十分な点なども明らかになってきましたので、市長の施政方針に対する代表質問や予算特別委員会での質問準備に入ります。

行政評価委員会のコメント(2)

入札契約事務
 落札率の低い現状、予定価格の妥当性について十分な検証が必要です。市内業者が少ないため、工事品質のポテンシャルを確保することが課題と考えます。

行政改革の実施計画進行管理
財政再建をするためには行政と市民の協力が必要です。そのため現状を十分に理解してもらうよう努めること。厳しい財政状況、高度化・多様化する市民ニーズに対応するため、引き続き、鋭意、取組むこと。

適正な定員管理
適正な定員については、人口規模だけではなく、財政規模も考慮する必要があります。職員を削減しても行政の質を落さぬよう、職員のレベルアップに努めることと、事務事業の見直しにより、着実かつ実効ある定員管理を行うこと。

広報誌発行
市民が必要とする(欲しい)情報を提供することが第一です。そのための紙面づくりには、一般市民の企画への参加、NPOへの委託も検討して下さい。成果指標は「市政への関心の度合い」や「市民参加・参画の程度」を測定できないか検討して下さい。

上宮川文化センター管理運営
維持管理を市、運営をNPOで行うなど、役割分担できないか検討して下さい。

湾岸道路に関する環境対策
環境保全目標を達成している場合には、自治会とも協議し事業を終了して下さい。
ローードプライシング政策などの影響により環境が変化した場合についても十分検討しておく必要があります。

廃棄物の減量・資源化促進事業
資源化率を向上させるための収集方法の見直しを検討して下さい。市民に対してごみ出しマナーの周知徹底を図って下さい。使い捨て容器入り製品の販売制限など総合的な取組みが必要と考えられます。

パイプライン施設整備事業
ごみ収集回数が週3回から2回へと移行する計画もあり、また、環境対策としての分別収集を推進する必要性なども考慮すると、税金の使い途、公平性の観点からランニングコストの利用者負担を検討する時期にきていると考えられます。利用者負担によるパイプライン利用を検討して下さい。

福祉関係団体への助成
補助・負担のあり方について、市の財政状況も斟酌した抜本的見直しが必要です。

(市会議員・中島健一)

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