何で非公開なの？

　市民病院が毎年数億円の赤字を出し累積で約５０億円にもなっています。この間経営改善に取り組んで、その成果が現れてきていると病院は言いますが、そのテンポは遅々としたものだと言えます。
今回、市の行政改革実施計画に基づき、市民病院の規模と経営形態及び今後の運営に関することについて審議するため「今後の市立芦屋病院あり方検討委員会」が設置されその検討が始まっています。
しかし、委員会は非公開。情報公開条例の精神はなぜ生かされていないのでしょうか。「参画と協働」の精神は？　やはり公開にすべきです。

　設置期間　　年度内　月２回程度

　委　　員　　７人
　　石原　関西学院大学教授・公認会計士
　　佐藤　市職員労働組合　書記長
　　鈴木　芦屋市医師会　副会長
　　中田　（財）住友病院　監事
　　西尾　公認会計士・税理士
　　姫野　市立芦屋病院　病院長
　　藤田　りんくう総合医療センター

　事務局　市立芦屋病院事務局総務課

少なくとも５人が…

　年賀状を選挙区内の有権者に送ったことについて、女性議員が公職選挙法違反の疑いを持たれたその後の報道では、少なくとも五人の市議が市内有権者に送っていたとの事。こんなに多くの議員が送っているとは正直驚きました。警察が動いているとは聞きませんから立件にまでは至らないようですが。
　先日開かれた代表者会議では、議長から各会派に注意がありました。注意されるまでもなく議会自ら虚礼廃止の決議をしているのですから、その精神は尊重されなければなりません。

総務省選挙課のコメント「内容が議会報告でも、年賀はがきを使っていれば年賀状とみなされる可能性がある」(朝日新聞より)

では何が違反なのか見てみましょう。
まず、政治家(注１)は、選挙区内にある者に対し、答礼のための自筆によるものを除き、年賀状、暑中見舞状などの時候のあいさつ状（電報なども含まれます。）を出すことは禁止されています。つまり、芦屋の市会議員は市内の有権者に原則として年賀状等の時候の挨拶状は出せません。出せるとしたら、答礼でかつ自筆となります。(自筆に限るのはどうかと私も思いますが、現法律はそうなっています)

注１　「政治家」の中には「公職の予定候補者」つまり、選挙に出ようと準備している人も含まれます。

　禁止される挨拶状の例としては…

× 年賀状
× 暑中見舞状
× 残暑見舞状
× 寒中見舞状
× 余寒見舞状
× クリスマスカード
× 「喪中につき年賀のあいさつを失礼します」という欠礼状
× 年賀電報
× 電子郵便（Ｅメールなど）による年賀状　など

　かなり広範囲で、これでは選挙区内の方とはお付き合いできないというのが実情ですが、法律ですからし方ありません。

ただし、次のものは禁止されていません。
○ 答礼のための自筆によるもの(注２)
○ 弔電
○ 各種の大会などに対する祝電(注３)

注２　次のようなものは、「答礼のための自筆によるもの」として認められません。

× 時候のあいさつを印刷したものに住所と氏名だけを自署したもの
× 自署したあいさつ状をコピーしたもの
× ワープロで作成したあいさつ状
× 自署したあいさつ状をファックスで送信したもの
× 答礼してない昨年の年賀状に対して今年答礼するもの

注３　電報等も芦屋市議会は自粛する事を決議していますので事実上禁止されています。
　(岡山市選挙管理委員会の資料参照)

辞職勧告へ・川西市議会

　２５歳で２位当選をしながら、同僚市議をひき逃げし逮捕された村上市議は、「議員を続ける」と議長に上申書を提出しました。川西市議会の全会派は、３０日の臨時議会に辞職勧告決議案(注４)を共同で提出する方針。

(注４) ◆ 辞職勧告決議 ◆
首長や議長に辞職を勧める議会の意思表示で、出席議員の過半数の賛成があれば可決される。地方自治法に基づく不信任決議と違って法的拘束力もない。
これに対し、不信任決議は在籍議員の３分の２以上が出席して、その４分の３以上の賛成が必要。決議を受けた首長は議会の解散（通知から１０日以内）か失職のいずれかを選ばなくてはならない。
(毎日新聞より)

市役所は全館禁煙に

　いよいよ市役所本館は完全禁煙となります。昨年五月に施行された「健康増進法」では受動喫煙防止がうたわれ、人事院からも「全面禁煙の方向で改善」に努める事が言われ、４月から完全禁煙に。
　さてヘビースモーカーたちは、吸いたくなったらどこで吸うのか。庁舎を抜け出し？
市民から見れば仕事をサボっているとうつるでしょう。いよいよニコチン中毒から脱出しなくてはならないようです。

（市会議員・中島健一）