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2003年(平15)12月18日 議会レポのロゴ No.201

あたらしい教育委員

朝日教育委員の任期が切れる事から、今定例会に教育委員の選任議案が提出され全会一致で可決されました。芦屋の教育を発展させるために頑張って頂きたいと思います。

新教育委員 
 近藤 靖宏氏 66歳
 芦屋市東芦屋町3‐5

市内公益灯の整備を

一般質問で、市内公益灯(街灯)の整備を求めました。
最近引ったくりなどの犯罪が増えていますが、検挙率は下がる一方。自治体としても犯罪予防の観点からの取り組みが必要なところです。

芦屋市民の生活安全の推進に関する条例
第一条 この条例は、市民の安全意識の高揚及び自主的な生活安全活動の推進を図るとともに、市、市民及び事業者の責務を明らかにすることにより、犯罪及び事故を防止し、もって市民が安心して暮らせるまちを実現することを目的とする。

 その取り組みの一環として、市内の公益灯の増設、照度を明るいものに変えていく整備を求めました。また、事業者や、個人の家庭でも門灯での協力をお願いするよう、啓発活動も求めたところです。

 しかし、芦屋の検挙率の低さには驚きました。昨年度の芦屋市内の検挙率は7.2%。市内で、交通事故など一部を除いた刑法犯いわゆる事件は 2851件、これだけの犯罪が起こっているにもかかわらず、検挙できたのは 204件、検挙率は7.2%に過ぎません。この数字は、数多くある警察署の中でワースト第4位という大変心もとない状況です。人員不足も大きな原因でしょうから、県にはこの点の改善も求めて生きたいと思います。

リスクマネジメント…

 民間企業や組織において最近重要視されてきているのが、リスクマネジメントと内部統制です。

リスクマネジメントとは、組織の価値を維持増大していく為に、組織が諸活動・事業を行っていくうえで、それに関連する内外の様々なリスクを適切に管理する活動を言い、そしてもう一つの内部統制とは、組織がその諸活動・事業を適性かつ効果的に遂行するために、組織内に構築され、運用される体制及びプロセスの事です。その目的としては、コンプライアンス(法令遵守)の確保、財務報告の信頼性の確保、業務の効率化を上げることができるとされています。

このリスクマネジメント及び内部統制が構築・運用されていることにより、企業で言えば、経営者はより適切で大胆な経営判断を行うことができる事になりますし、リスクマネジメントと内部統制を適切に構築する事、トップがトップであるための大前提とまで言われています。
適切なリスクマネジメント及び内部統制が構築・運用されることにより組織に対する、顧客(市民)の信頼感を高めることができ、組織の価値を向上させていくことが可能です。  
 このことを指摘し、行政の管理運営にもこの観点からの市長の取り組みを求めたところです。

日当14000円は高い

 阪神水道企業団の協議会に出席した議員の日当は違法として裁判になっていた判決が12日、神戸地方裁判所でありました。
判決では「実質的な協議が行われており、支出は違法ではない」としたものの、「宿泊不要なのに、市民感情からしても高額」と指摘、14000円の日当は高いとして、7000円を越える部分を違法と判断しました。

 さて、ここで芦屋を見てみると、各種審議会等で委員に日当が支払われています。
委員長(会長) 15000円
委 員     12500円

委員会は早ければ30分で終わるものもあれば、長くても半日に及ぶ事はめったにありません。判決に照らし合わせてみるならば、やはり引き下げしなければならないでしょう。
市は、行革の一環として10%の引き下げを方針として持っていますが、それで事足りるのか。10月に予算要望を出しましたが、その中でこの点について「半額に」と求めたところですが、反応はもうひとつでした。市は、どんな予算を組もうとしているのか…。

(市会議員・中島健一)

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