2003年(平15)10月2日
No.191
一般質問から
今回は、視察先で学んだ事を生かした質問を行いました。
◎市民参画の市長の考えは?
この点については市長も重要性を認識し、今後の施策にも生かしていく答弁がありました。
◎市長アワーなどを取り入れては?
週に一度は市民と直接懇談できるような取り組みや、市民百人委員会のようなものを作り広く意見や提言を受け入れてはと問いましたが、この点については「検討していく」の答弁にとどまりました。
◎市民参画の基本となる条例制定は?
言葉だけに終わらないよう、その理念や市の方針を条例として制定する事を求めましたが、これも「検討する」との答弁。なお食い下がって、どう検討するのか、検討課題としてテーブルに乗っているのか等と問うと、「市長はつくるべき」の認識を持っているそうなので、その考えの下、「それぞれの事業に応じて市民参画がどういう考えでやられているか」調査をし「整理・構築」をしている段階とのこと。
調査等にあまり時間をかけすぎないよう、早期の提案がなされることを期待しましょう。
◎名札の大型化を!
6月にも質問しました。その時は、「検討していく」、突っ込んで聞くと「できるだけ早急にこの分についても検討させていただきます」、さらに突っ込んでいつまでかと聞くと「管理運営事項であるけれど、組合員が反対するような事もあるので組合と協議が必要で、いつまでというのは非常に難しい、できるだけ早期に」の内容での答弁でした。
視察先の鳥取では、市長が率先して導入し尼崎や西宮でも。市民の評判もいいのになぜ芦屋ではすぐできないのでしょう。今回、再度いつ改善できるのか聞いてみると「明らかにできない」、この件で「組合とは話し合いも持っていない」との事。「早期に」とはよく言ったものです。結局この3ヶ月間、何もしていないのですから。
名札一つの改善がすぐできなくて、財政再建の大きな問題について職員が一丸となって取り組めるのでしょうか。「組合」「組合」というなら、せめて幹部職員だけでも
市民からもわかりやすい名札の大型化へ、すぐ改善するよう指摘をしておきました。
表決された議案など
9月26日の最終日、議案等の採決結果の概要をお知らせします。
(議案の名称は簡易にしています)
◎廃棄物条例の一部改正
パソコンの処分方法が法律により変更されたため、条例を改正するもの。これにより、原則的に市ではごみとして受付ませんのでご注意を。可決
◎一般会計補正予算
基金への積立金の追加など。可決
◎国保事業特別会計補正予算
療養給付費の減額など。可決
◎訴えの提起について
市営住宅入居者で、長期に渡る不在・滞納者に住宅の明け渡しと家賃相当額の損害金等の支払いを求めるもの。私は賛成の立場で討論に立ち、条例に沿った「適切」な対応をするように改めて求めました。可決
◎病院事業会計決算の認定 可決
◎水道事業会計の認定 可決
議員提出の議案は…
◎市長専決処分事項の一部改正
市長が議会に諮らず専決できる事項に、市営住宅等の明渡請求などの訴えを追加するの。私は当局の迅速な実務的な対応がなされていない中で、議会権限を縮小する事については反対です。賛成少数で否決
◎議会の議決すべき事件を定める条例
これは、以前から議会権限を拡大するために準備していた議案です。地方自治法により、議会が独自にその権限を強化する事ができます。現在、長期計画等の策定については、市の方から報告はあるものの、計画の修正や策定に関して関与する事ができません。これを改めるために、新たな条例として提案しました。私の属する会派ワークショップの他に新社会党、無所属議員の2人が賛同してくれましたが、継続審査の議案として扱われる事になり、採決は見送られました。
市民からの請願は…
市民から4つの請願が出されていました。
◎疑惑の究明と名誉回復措置を求める請願
◎イラク派兵に反対する請願
◎消費税大増税に反対する請願
◎高齢者の高額医療制度の改善を
高齢者の請願は、継続を求める議員が多数で継続審査議案に、その他3つの請願はいずれも賛成少数で否決されました。私は、このうち消費税の請願に賛成し、高齢者の請願については、賛同する立場から直ちに採決するよう継続には反対しました。
(市会議員・中島健一)
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