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2003年(平15)9月25日 議会レポのロゴ No.190

監査請求の結果について

 7月9日に請求があり、監査の結果を関係者に通知しました。その概要は…

請求の要旨
 元助役の行為は競争入札制度をなきが等しいものにした行為。よって、損害相当額を元助役に賠償させる措置を市長に勧告を。

監査の実施
 請求人から事情を聴取、提出のあった資料に加え、監査委員が市と市議会より独自に資料を収集。また、市長と市議会議長に質問事項に対する回答を求め、神戸地方検察庁に赴き刑事事件確定記録の閲覧を行う。

監査の結果
 請求を棄却。元助役の情報提供行為は強く非難され許されないものだが、それに付随して談合行為が行われたとの事実は、疑いはあるが現時点では認められない。

また談合疑惑情報

 4日入札予定日だった芦屋下水処理場の屋上防水工事で、新聞社から談合疑惑情報が寄せられ、市の入札調査委員会が開かれました。その結果、入札の延期と参加業者からの事情聴取を決定。後日、聴取を行い誓約書を提出させた上で入札が行われました。入札後、再度談合疑惑情報が寄せられ、この件について公正取引委員会に通知することに。

 談合疑惑情報はどこから発信されているのか? いろんな話を耳にします。談合に入れなかった業者だとか、落札業者が気に入らないとか、ただ、どの話でも一致しているのは「事情を知る業者からだろう」と。しかし、まともに聞いて真相が明らかになるとは考えにくく、公取などに強制捜査権等をもたせ人員などを増員して対応に当たらせないと、任意の市の聴取では限界があります。

 談合が不可能といわれていた電子入札でも談合情報があり、情報どおりの業者が入札した事が報道されていました。なんともやりきれない話です。

(市会議員・中島健一)

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