９月定例議会、始まってます

　８日から議会が始まりました。初日は会議録署名議員の指名、会期の決定、提出された各議案の趣旨説明などがありました。また、創政クラブが六人の会派になったことに伴い、議会運営委員会の構成人数を１人増やすことを確認しました。

提出された議案は…

　市長からは６件の議案が出されています。一般会計と国民健康保険事業会計の補正予算に、市民病院と水道事業の会計決算の認定などです。また、市営住宅の使用料を長期に渡って未払いの人に、明け渡し訴訟を提起する議案も出されています。委員会審議ではいずれも可決され、来週行われる本会議で採決される予定です。

　議員からは、市長の専決処分事項について追加をする議案と、議会の権限を広げる条例制定を求める２件が出されています。権限を広げる条例は、私どもの会派で以前から提案準備してきたものです。当日の提案理由の説明には私が立ち成立を呼びかけました。委員会審議では専決処分事項追加の方は否決、条例制定のほうは継続審議扱いとなりました。

　請願も３件出されています。市民団体から「自衛隊のイラクは兵に反対する請願書」「消費税大増税に反対する請願」、そして県内の開業医で構成する団体から「高齢者の高額医療費制度の改善を求める請願書」が。前記の２件は委員会審議で否決となり、残りの一件は今週開かれる委員会で審議される予定です。

　ＪＲ芦屋駅南側の整備を求める市民団体からは、早期実施を求める陳情書が提出されています。

ワークショップ、４人会派に

　以前から入会申し込みがあり保留・検討としていた畑中議員を、活動のあり方について合意に達し会派に迎えることになりました。

質問状

　日本民族行動会議から「子どもの通学環境を脅かす理不尽な教育行政運営に対しての所見を求める」質問状が全議員に届いているようです。

決算見込みの概要

　全体協議会がもたれ、市から決算概要について資料配布と説明がありました。

歳入総額　４５８億９１７３万円
　　(前年に比べ約８９億円１６．３％減少)
歳出総額　４４９億２０１０万円
　　(前年に比べ約９３億１７．２％減少)
翌年度への繰越財源を引いて…
実質収支　３億８７６５万円
　
　歳入の中心となる市税収入は減少を続け、歳入の構成割合は、市税４５．６％、市債１１．９％、国庫支出金９．９％、寄付金６．４％、繰入金４．６％、諸収入４．４％、地方交付税３．８％、その他１３．４％となっています。

　歳出では、土木費２７．５％、公債費２１．４％、民生費１４．８％、総務費１２．８％、教育費９．８％、衛生費８．６％等になっています。公債費はほぼ百億に…。

財政分析指標から見ると、芦屋の財政状況は最悪の状態になりつつあります。週刊誌では財政状況ワースト２にランクされていたとか。具体的に見ると…
　公債費比率　　28.4%　前年に比べ上昇
　起債制限比率　22.5%　これも上昇
　経常収支比率　107.5%　一挙に上昇

　民間企業だったら、リストラも含め再建に向け必死に取り組んでいるでいなければならない状態です。
人事院勧告の引き下げや給与カットでは、相変わらず延々と交渉が続き、いつになったら市が一丸となって再建に取り組めるのでしょうか…。

一日現在の町別人口

（市会議員・中島健一）