2003年(平15)2月27日
No.164
定例議会始まる
21日から定例議会が始まりました。期間は3月19日まで。現年度分、そして来年度予算の審査が行なわれます。
固定資産評価員の同意等
議会初日、人事案件が3件。
○固定資産評価員
現評価員が3月末で辞職する為、その後任を選任するもの。
中野 正勝氏 60歳
平田北町2番3号
全会一致で同意。
○固定資産評価委員会委員
現評価委員会委員の一人の任期が三月末で満了する為、その後任を選任するもの。
武田 清明氏 60歳
尼崎市武庫之荘6丁目14‐36
全会一致で同意
○人権擁護委員候補者の推薦
半田委員の任期が四月末で満了する為、その後任候補を推薦するもの。
半田 孝代氏 58歳
高浜町3番1−1843号
私は棄権をしましたが議会としては引き続き半田氏を推薦することに。
前日に、全体協議会が開かれ前記の人事案件の審査が行なわれました。(人事案件は、個人の名誉等の配慮から、慣例により全協で審査しています)
人権擁護委員推薦の棄権の理由は、その全協の場で質疑を通して述べましたが、半田氏が民生委員、行政相談委員、そして人権擁護委員の三つを兼任するのは問題があるからです。
市当局は「弊害の出ない程度に」してもらえばいいと、つまり適当にやればいいという安易な姿勢ですが、三つの委員の権能を存分に発揮してもらうには、一人にいくつも兼務させないことが大切です。人材を探そうとしない当局の姿勢にも問題があります。
☆人権擁護委員
人権擁護委員法に基づき、基本的人権が侵犯されないように監視し、侵犯事件については、救済の為、調査及び情報収集をし法務大臣への報告、関係機関への勧告等が職務。
☆行政相談員
行政相談員法に基づき、行政に関する苦情の解決促進で、行政の民主的な運営に寄与することが職務。行政のオンブズマンとも言われています。
平和的解決を求める意見書
イラク情勢が緊迫する中、外交努力による平和的解決をめざし、政府に対して武力攻撃事態が回避されるよう、全力をつくすことを求めるもの。全会一致で可決されました。
これに伴い、NPO地球村から出されていた請願(平和の意見書提出を求めるもの)は、みなし採択とされました。
市長への新たな出馬表明
21日付の報道によると、4月に行われる市長選に、菊池泰平氏が立候補することを表明したそうです。すでに表明している山中氏、尾崎氏、そして意向を示している杉原氏、内崎氏と、計5人が立候補か。
ウィザス・プラン
第二次男女共同参画行動計画(ウィザス・プラン)案が議会に提示されました。基本目標を五つ掲げ、その中で基本課題、施策の展開を計画しています。
分厚い資料が当日配布で、質問することもできませんでしたが、計画自体はいいものができつつあるようです。
新年度予算の概要
当初予算は、前年度比8.9%減の406億5千万円です。
歳入のうち、市民税が3.3%減少、固定資産税、都市計画税は評価替えによりそれぞれ6.9%、7.9%の減少で、市税全体では4.7%の減少となっています。
市債の現在高は若干減少し、その他の指標を見ても微々たる減少に転じていますが、財政状況が極めて厳しいことには変わりはありません。
市税収入が減る中で、財政運営をどうしていくのかが予算審議の中でも問われてきます。その予算審議の傍聴にぜひお越しください。委員会審議は議員の紹介が必要となりますが、本会議はどなたでも膨張することができます。
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13年度 |
14年度 |
15年度見込 |
基金残高状況(千円) |
16.390.625 |
13.107.210 |
11.482.630 |
市債現在高(千円) |
111.904.785 |
111.917.468 |
108.973.106 |
経常収支比率 |
100.1 |
115.8 |
112.4 |
公債費比率 |
23.9 |
30.7 |
29.1 |
起債制限比率 |
20.2 |
24.1 |
23.8 |
(市会議員・中島健一)
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