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2003年(平15)2月20日 議会レポのロゴ No.163

山手幹線の進捗状況

12日に開かれた復興の特別委員会で山手幹線街路事業の状況が報告されました。

昨年10月以降・・・

10月13日 地域環境を守る会(役員)との話し合い 12名出席
1月18日 西工区(船戸町〜松ノ内町)工事説明会 42名出席
2月2日 31名出席


が開かれていて、出された意見としては環境についての質問ぐらいで特にはなかったとの報告でした。

 住民団体の守る会は別にして、1月、2月の説明会は事前に議員、全員が無理なら所管の特別委員に市は案内するぐらいの丁寧さが必要だと思いました。関心のある議員は出席するでしょうし、その方が議会での議論も活発になります。
工事の現状と今後の予定としては、広く整備されてきた大原町の区間、この3月末で工事終了の予定です。その東にある宮川が交差する親王塚橋については、現在かかっている橋を南側に22m拡幅する為の工事がこの2月から始まり6月末には完了する予定です。また、西工区(船戸町〜松ノ内町)については、3月から10月末まで電線共同溝の整備工事が行なわれます。

市議会の傍聴者数

昨年度の芦屋市議会定例会における市民傍聴者は338人です。
全国市議会議長会(注1)の調査した昨年度の資料と比較すると、697市の平均市民傍聴者数は263人。人口が5〜10万の市(224市)では約214人。これと比べると芦屋市は傍聴者数は多いと言えます。

しかし私の実感からすると、傍聴席が一割に満たないことがほとんどですから、全国平均が単に低すぎるだけだと思います。さすがに政令指定都市(12市)になると平均傍聴者は約1053人と千を越えています。

市別に見ると名古屋市が3647人と最も多くなっています。次いで、北九州市の2425人、熊本市の1882人。議会の状況が異なりますから一概に言えませんが、これらの市から学ぶべきところはたくさんある様です。逆に傍聴者がいなかったのは新津市、東村山市、西東京市の3市。
次いで旭市、安来市の9人。
いくら自治体数が多いと言っても、村や町ではなく市レベルで1年間誰も住民が定例会に傍聴に来ない議会があるなんて信じられません。

注1=地方自治法第263条の3に定める地方公共団体の議会の議長が、その相互間の連絡、共通する問題協議及び処理のために設けた「全国的連合組織」で、総務大臣への届出団体。
組 織: 全国698市・区(675市、23区)の議会の議長をもって組織。
設 立: 昭和7(1932)年5月21日
目 的: 地方自治の本旨にそい、都市の興隆発展を図ることを目的。
事 業: 本会の目的を達成するため次の事業を行う。(会則より)
地方自治の拡充強化、地方自治法第263条の3第2項の規定に基づく、内閣に対する意見の申出又は国会への意見書の提出、市議会の制度及び運営並びに都市行財政に関する調査研究 、その他必要な事項

一般質問の状況

 定例会における一般質問(注2)者数、昨年度は46人でした。このうち3月議会は代表質問ですから、実質は38人と言えます。

注2=市政全般にわたり自由に質問ができる。

全市の中でこの一般質問を昨年度行なわなかったのが11市あります。議員数の多い政令市は代表質問制をとり、一般質問に替えているところも。一般質問を実施した市での平均質問者数は約43人。芦屋市もほぼ平均と言ったところでしょうか。
市別で見ると多いのは那覇市の140人、世田谷区の122人、さいたま市の113人など。少ないのは堺市、大月市、久慈市の1人、熱海市の4人など。

一般質問の日数では、日野市の30日、佐賀市の24日が長く、芦屋の10日前後と比べると3倍ほどの開きがあります。

(市会議員・中島健一)


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