[バックナンバーINDEX] [HOME]

2002年(平14)12月26日 議会レポのロゴ No.156

十二月議会は閉会

最終日の20日、表決された議案等を報告します。(名称は正式なものではありません)

○休日応急診療所条例の改正
  法律改正による条文修正。可決

○同和対策審議会の廃止
  今年三月末で特別措置法の失効に伴い審議会を廃止するもの。新社会党はまだ差別が残る中での廃止に反対と討論しましたが、賛成多数で可決

○区画整理施行規定の改正
  精算金の利子を定め、延滞金の減免措置を講じるもの。可決

○地区計画の条例改正
  新たに浜風南地区を追加し、制限の変更追加を行なうもの。可決

○水道条例の一部改正
 水道法の改正に伴い、小規模受水槽の管理、水質検査等について定めるもの。可決

○一般会計補正予算
  児童手当の経費追加と下水事業の繰り出し金追加。可決

○下水事業会計の補正予算
  六麓荘地区下水管布設工事費の追加など。可決

○財産の処分について
  砂防施設用地として、国土交通省に保安林を売却するもの。

○訴えの提起について
  市営住宅家賃を長期にわたり滞納し、再三の催告にも応じないので明渡しと損害賠償を求めるもの。可決
 現在、五十万円以上滞納している人は市営住宅、改良住宅あわせて三十八人。そのうち百万円以上は二十五人、二百万円以上は四人います。今回はその中の三人を訴えるもの。

○市道の認定
  南芦屋浜に新たに整備された道路を認定するもの。可決

○職員給与条例の一部改正
  給与を引き下げるもの。可決  

請願や意見書など

○行革撤回を求める請願書
  新日本婦人の会が請願者、共産党平野議員が紹介議員。
撤回を求める項目が多数あり、賛否が混在しているため委員会では否決。本会議でも否決。私も反対をしました。

 この請願にはいろいろ考えさせられました。撤回を求める項目には、打出図書館分室休館や自動車文庫の廃止がありました。これらを取り出して請願を出せば請願は通ったでしょう。ところが賛否が分かれ、今の議会では多数になり得ないような保育所民営化問題などを項目に含めたため否決に。これでは当局は喜ぶし、市民にとってもメリットがありません。

 請願書は請願者の意思によるものですが、紹介議員が議会の現状等をきちんと説明し、一致できるものと賛否の分かれるものを分けるよう進言する事が必要だと思います。せっかく一致点で共同できるのに賛否の分かれるものを持ち込むのは、議会を分断するもので、市民にとって害はあっても一利なしです。まさか、請願に反対したから項目すべてに反対したと宣伝する事はないと思いますが。

○遺伝子組み替えイネを承認しない請願
  請願者は生協都市生活他で、各会派が紹介議員に。遺伝子組み替えイネを承認しないよう、国に意見書を求めるもの。可決
 国への意見書も可決されました。

○学校給食に組換えイネを使用しない請願
 請願者は右記と同じ。可決

○西山町ワンルームマンションの請願
  近隣住民が請願者。工事期間中の配慮と、供用開始後の管理について指導を求めるもの。可決

○拉致の早期解決を求める意見書
 新社会党以外全員が提出議員に。可決

来年も頑張ります

今年最後の議会レポとなりました。市民の皆さんに芦屋市政、議会の現状等をお伝えするうえで、少しはこの議会レポがお役に立っているのではないかと思います。
レポは私が書くものですから主観も結構入っています。立場の違う人が読めば「うん?」となるでしょう。でもそこから議論が生まれ、共通の目標「芦屋を住みよいまちにする」に向けての協働(コラボレーション)が始まります。

まちづくりには、「参画・協働」のワークショップが必要です。ワークショップは「参加者が対等に合意形成を行なう場」であり、市政での政策決定ではまさに求められているものです。それは、市政の課題は様々なものが複雑に関連しいるからこそ「多くの要件を総合的に判断して決定」しなければならないからです。その為には充分な情報公開も欠かす事はできせません。
私は、今後もワークショップが芦屋の市政に根付くように頑張っていきます。

(市会議員・中島健一)


議会レポNo.155へ

バックナンバーINDEXへ
HOME