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2002年(平14)12月19日 議会レポのロゴ No.155

精道小学校04年には着工へ

校舎の老朽化のため建替えが求められていた精道小学校について市は、年内に建替え検討委員会を設置し、04年には着工、07年度中に完成させる方向を明らかにしました。計画では、校舎三棟と体育館を一年に一棟ずつ建設し、完成した校舎から順次使用していくことに。

事業費は概算で約二十億円、三分の一は国の補助金、残りは市が負担。市負担の九割は起債とし、残りは精道幼稚園を小学校敷地内に移転併設し、跡地売却などを検討するとのこと。

海浜公園プールも民間委託へ

市は、芦屋浜海浜公園プールの運営を民間委託に切り替える検討へ。
年間約9万人が利用しているにもかかわらず、慢性的な赤字経営で収入が約4800万円に対して経費は約9600万円。不足額は市が運営補助費として補填しているのが現状です。

市内居住はわずか25%?

阪神間の他の自治体、尼崎、西宮では約六割、宝塚市でも五割の職員が市内に住んでいます。しかし、芦屋市ではわずか25%、職員の75%は市外に住んでいることが明らかに。職員すべてが市内に住んだと仮定すると、市民税では約2億円増収、交通費では約1億円節減、計3億円がプラスに。

これは「捕らぬ狸の皮算用」でしかありませんが、「職員は財政での危機感がない」の要因にこんな事を挙げられないよう励んでほしいものです。なおかつ希望を言えば、「市内に住んでほしい」とは思いますが。 

子どもには豊かな環境を

今回の一般質問では、子どもたちには豊かな環境整備をという観点から、いくつか質問をしました。
一つは自動車文庫の存続をもとめました。約300万円ほどの維持費を削減するために、高齢者の施設や保育所を巡回している自動車文庫を廃止するのは、「文化の高い教養豊かなまちをつくる」という市民憲章にも反しています。

二点目は、保護者のニーズに応える保育となっているかという観点から、エンゼルプラン(児童健全育成計画)に沿った取り組みと、待機児童の解消について質問しました。
その他、幼保一元化の取り組みを進めることや、今後予想される人工海浜の活用と管理等について質問をしました。

(市会議員・中島健一)


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