2002年(平14)11月7日 No.149 最後の一般質問に向けて 任期最後の一般質問を12月議会で行ないます。1年間に3回ある一般質問の機会を逃すことなく、毎回市民の立場で質問に立ってきました。 参加から参画へ「地方自治の実践は、民主主義の学校であり、民主主義を成功させる最良の保証である」(ジェームズ・ブライス) 行政はよく「行政と市民とのパートナーシップを」「市民参加を」と使います。私も使いますが、政策を執行している行政は、ほんとは市民の代行者にすぎません。「市民参加」もいいのですが、行政こそが代行者として市民の声を十分に吸い上げ、施策に反映しているのかを振り返る事も必要です。 「市民参加」とは、市民が自治体の政策の立案、審議、意思形成に自発的にかかわる事です。しかし実際は、行政主導による割り当てや動員など、また審議会で意見を述べるだけの、意思決定に影響を与える事のないかかわりが「市民参加」と呼ばれる事があるのではないでしょうか。 もちろん、行政だけにその責があるとは思いませんが、本来の自治のあり方をよく知る行政側の責任は大きいと思います。 (市会議員・中島健一) HOME |