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2002年(平14)9月19日 議会レポのロゴ No.144

決算特別委員会の設置へ

平成13年度の決算審議が10月半ばに予定されています。特別委員会は27日に設置される見込みですが、それに先立ち資料の請求ができます。日頃疑問を感じている事などありましたら、ぜひお知らせください。資料の請求と審議を通じて、みなさんの声を届けていきます。

会議の公開に向けて

情報公開条例施行に向けた議会の検討会では、法に定められる以外の会議、例えば全体協議会などの公開、会議録の扱いをどうするかが議論されました。
会議の公開については…

○全体協議会
全体協議会の公開については、原則公開で合意しました。

○代表者会議、委員会協議会
原則公開と非公開で意見が分かれました。非公開の意見は、会派間または委員の内部調整が主な会議であるから、公開するようなものではない、というもの。確かに、そういった内容の時もあり、非公開が適切な場合もあります。しかし、だからと言ってすべて非公開では問題があると考えます。原則公開とし、事項により非公開とするのがベストと考えます。

会議録の扱いについては…

○全体協議会、代表者会議など
意見がいくつかに分かれています。紹介すると、☆会議公開扱いのものは議事録も公開し、非公開であれば公開しない、☆非公開の会議であっても議事録を公開し隠す部分はプライバシーなど最低限にする、の二つの意見とわたしの意見の主には三意見に分かれています。

私の意見は、本会議の議事録の扱いと同じにするというもので、非公開の会議であっても原本にはすべて記録し、閲覧用にはその部分を省きます。省かれた部分を閲覧したい場合は、条例に基づき公開請求をしてもらうというものです。
これも残念ながら合意に到らず、次回に持ち越しとなりました。合意に到らなければ、現状維持、つまり、会議も議事録も非公開となりますから、何とか合意に持ち込みたいと思います。

その他、合意に到ったもの

○録音テープ
議会事務局が、議事録作成用に会議を録音しているテープの取り扱いについては、これまでどおりとなりました。
公的に保存しているものでないことから、テープの貸し出し複写は認めず、議員に限り聴取を認めると言うもの。要望があれば情報提供という形で柔軟な対応も求められますが、議事録が完成した段階で消去している現状や、保存体制の未整備などから現状維持となりました。
しかし、今後ライブ放送等の導入が求められていますから、その取り扱いについては引き続き検討が必要と考えます。

○テキストデーター
会議録検索システム構築のため、議事録のデーターがFD、CDに保存されています。このデーターについては公開しない事に。
本来検索システムがあれば、自由に取り扱いができるものですから、せめて議員には提供するよう意見を述べました。
お金がないのも理解しますが、こういうところにこそ予算をつけたいものです。

地方税源の充実確保の意見書

全国市議会議長会から、表記の意見書を各自治体から政府に提出するよう要請がありました。
その取り扱いをどうするか代表者会で議論されましたが、合意に到りませんでした。それは案の中にある「固定資産税の現行水準堅持」等について意見が分かれたためです。
地方税源の充実と言う総論では一致するものの、各個別のことになると住民負担の視点の違いがどうしてもでてきます。意見書を今議会中にあげるには、各会派が合意できる内容に意見書を変えていかないといけませんが、現段階では流動的です。

どうなる市長選…

私の耳に聞こえてくる話では、長野県知事の特別秘書をしていた杉原氏、再度挑戦する田原氏が準備をすすめ、現市長も続投する…の噂話も…。これに革新系も加われば四者の戦いか。
いずれにせよ、次期市長は厳しい舵取りをしなければなりませんが、その中にあっても住民の声には十分耳を傾けてほしいと思うところです。

(市会議員・中島健一)


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