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2002年(平14)9月12日 議会レポのロゴ No.143

行政改革実施計画

先日説明のあった行革の内容について、新たに追加されたものを主に紹介します。

○サマーカーニバル等イベント補助金の見直し
○あしや温泉利用料金の改定
○図書館打出分室を当分の間休館
○菊花展、さつき展の開催を隔年に
○国保の前納報奨金を廃止に
○県基準を上回る扶助費の見直し
○燃えるごみ収集を週二回に
○ごみ収集の民間委託を広げる
○市立保育所の民営化を検討
○老人ホーム和風園の民間委託
○美術博物館の見直し
○富田顕彰事業の休止と旧居の休館
○高齢者バス運賃助成事業の見直し
○今後五年間で職員の一〇%削減
○職員給与の削減
○海浜公園プールの運営管理を民間に
○谷崎潤一郎記念館の運営に民間活力

財政状況が厳しいと、次々行革を打ち出している市ですが、「ちょっと待てよ」という感じです。行革は必要ですし、市民から批判のある民間委託等も、民間でやれるものは民間活力も導入する方向は、わたしも賛成するものです。しかし、ここぞとばかりに、「なんでもかんでもやってしまえ」では困ります。

基本方針の中では「具体的な実施にあたっては、市民の皆様及び関係諸団体に十分説明し、提案すべきは提案して理解と協力をえながら進めます」とあります。その言葉どおりの行動がまさに求められているのですが、これまでそれが十分でなかった点も。市の動きをこれからも注視することが必要です。

情報公開条例の施行に向けて

10月から条例が施行されるに伴い、議会でも検討会が設置(議会運営委のメンバーで構成)され、内部協議が始まりました。わたしもメンバーの一員として参加しています。
先日の会議では、いくつかの点で方向性が確認されました。

○議会規定の整備
・条例を受け、議会としての実施機関(公開・非公開の決定を決める)は、議長とする。ただし、非公開の決定を下す場合は事前に議員の意見を聴取する場を設ける。
 請求者から決定への不服があった場合、議長は、情報公開審査会(市長の付属機関)に諮問する。

○会議の公開について
・法令で会議は公開となりますが、現在もたれている全体協議会、代表者会議等はこれに該当しません。しかし、公開の流れに沿う方向に持っていく議論が始まっています。

○記録の扱い
・これまで常任委員会等の記録は、公開の際、出席の議員・職員名はマスキングされていました。これは止める事に。この他の記録の取り扱いについては、今後議論が始まります。

 議論に参加して、微妙に意見の違いがあることもわかりました。今月中に条例施行に関係ある部分については最終的には結論をだす必要があることから、今後数回検討会がもたれることになりました。

事務局から修正案

都市計画審議会の報告を以前しましたが、その会議を受けた修正案、そして事務局の考え方を示す資料の提出がありました。
内容については紙面の関係から紹介できませんが、その対応の柔軟さ丁寧さは、大いに評価したいと思います。この資料があるのと無いのとでは、委員の理解の仕方が違いますし、委員の意見を取り入れようとするその姿勢がいい。

復興の特別委員会

西部の区画整理事業についての進捗状況の説明がありました。
二号線より上の西部第一地区では、建物移転は96.3%、二号線より下の第二地区では84.7%まで進んでいます。今後精算金の徴収が始まりますが、質疑ではこの点が主になされました。金利が6%以内となっていますが、高すぎるのではないか等。

平成十三年度の決算概要

十三年度末の一般会計市債残高は1100億円を超えて、震災前の四倍強となっています。また、市債の償還額は100億円近くになっています。この間、市税収入は減税措置などで連続減少していましたが、四年ぶり前年を上回りました。しかし、まだ厳しい状況には変わりはありません。

(市会議員・中島健一)


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