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2002年(平14)8月29日 議会レポのロゴ No.141

9月定例議会の予定

定例議会がまもなく始まります。その日程を紹介します。

6日  本会議 開会・議案提案等
9日  建設常任委員会
10日  民生常任委員会
11日  文教公営企業常任委員会
12日  総務常任委員会
13日  議会運営委員会
17〜 
18日 
本会議 一般質問等
26日  議会運営委員会
27日  本会議 報告採決等 閉会

都市計画審議会委員

22日に審議会が開かれ、私も委員として出席しましたのでその概要を報告します。
初めての委員会は辞令交付から始まりました。委員の人達は…

○知識経験者
森津秀夫 流通科学大学教授
山崎古都子 滋賀大学教授 欠席
中尾英夫 弁護士 欠席
小浦久子 大阪大学大学院助教授
平山京子 (有)プランニング・オフィス・カーサ代表取締役 欠席
根津嗣郎 芦屋青年会議所
内田 敬 大阪市立大学大学院助教授
○市議会議員
青木、徳田、中島、室井、西山
○関係行政職員または市民
藤岡啓太郎 国土交通省職員 欠席
西垣嘉夫 兵庫県職員 欠席
田中徹雄 市民

 以上の15人です。
 この日は5人欠席。忙しい人ばかりで日程の調整が難しいのはよくわかりますが、三分の一が欠席とは…。審議会の会長には森津氏を選出しました。

審議会の公開

 これまで、この審議会では「傍聴及び意見陳述の取り扱いについて」というものがありました。内容は…

○傍聴の取り扱いについて
 傍聴については認めない
○意見陳述の取り扱いについて
 意見陳述は原則として認めない
○会議録
 会議録は、要点筆記で発言者の氏名及びプライバシーに関連する部分を伏せて記録し、公開することができる。

 となっていました。
 実際には、もう少し柔軟な取り扱いになっていましたが、「情報公開」の観点からすればまさに問題のあったところです。

 この点については、私が主張していた情報公開条例が策定され、原則公開、会議録もきちんと作成し公文書として扱う事に改善されました。ただ、条例の施行が十月ということで、今回の扱いをどうするかが諮られましたが、条例どおりに扱う事を決めました。

審議では…

○南芦屋浜地区の計画変更
 この地区では、地区の整備・開発及び保全の方針があり、それに基づき地区整備計画が決められています。今回はその内容を変更するもの。
審議では、「変更後のほうが表現がわかりにくい」と指摘され、行政側は「法律の表現をそのまま持ってきている。専門の人にはわかる」とありました。しかし、その街をどうするかの計画で、法令を作っているわけではなく、市民にわかりやすい表現が適切の意見が出され、行政側は再度検討することに。

○浜風南地区の計画決定
 この地区は、建築協定があり落ち着いた街並が形成されていましたが、その協定の期限が切れたため、新たに地区計画を決定するもの。
この間、地域住民の方が街づくり協議会を設け総意を集めていたものです。

○生産緑地地区の廃止
 良好な都市環境を形成する目的で生産緑地の指定が行なわれていますが、今回一部地区で営農者死亡により、その指定を廃止するもの。
審議では「特別の事情がない場合、買い取ると法にあるが」「同じ営農者の他の土地の扱いは」や、税金の点、都市計画の観点からなど意見がありました。

○建築基準法改正に伴う都市計画変更
 建築基準法の改正で、容積率、建ぺい率等の緩和がなされました。しかし、芦屋の住宅地形成の観点から容積率の緩和は好ましくないと考えられる事から、従来の規制が生かせるよう用途地域の変更を行なうもの。

○都市計画マスタープランの策定
 震災により中断していたマスタープラン策定を再開するもの。予定では、今年の十二月頃に市民意見を集約し、来年三月頃に原案策定。
市民参画の方法については、他都市も参考にしながら十分配慮をしてほしいものです。

(市会議員・中島健一)


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