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2002年(平14)7月18日 議会レポのロゴ No.136

定例議会終わる

 10日に定例議会は閉会しました。採決された議案等の概要を紹介します。(議案名は正式なものではありません)

○市税条例の改正
市民税の非課税限度額を引き上げるなどの改正。可決

○一般会計補正予算
年度末の地方交付税の確定など。可決

○老人保健医療事業補正予算
医療給付日の確定に伴う補正。可決

○市民病院補正予算
寄付に伴う補正。可決

○政務調査費条例の一部改正
地方自治法改正による条文整理。可決

○市税条例の改正
長期譲渡所得の税率改正、固定資産課税台帳の閲覧制度の創設など。可決

○教育予算の充実を求める請願、意見書
国に対して少人数学級などの予算充実を求めるもの。可決

○検察審査会への審査申し立て
議会が証言拒否として長谷、畑中の両議員を告発しましたが不起訴となっていました。これを不当として検察審査会に申し立てするもの。畑中議員の告発については民事訴訟法に照らし疑義があるので棄権しました。両申し立てとも可決

○汚職の特別委員会から中間報告
事件発生以来、約70回開かれてきた委員会・協議会での調査について、中間報告が行われました。可決

中間報告については、議事録ができるまで閲覧できませんが、報告原稿をお見せする事はできますのでご覧になりたい方は中島まで。

○その他請願等
今議会には、有事関連法案に関する請願が二件、非核三原則の厳守を求める請願、高層マンション建設に係わる請願が出されましたが、いずれも継続審査扱いとする事になりました。
また、茶屋之町のグルメシティ芦屋閉鎖に伴う陳情が議会にありました。

一般質問の概要

 今定例会でも、一般質問に立ちましたのでその概要を報告します。

○南芦屋浜での野焼き
震災後一時期、特別措置として南芦屋浜で大量の野焼きが行われました。その際発生したであろうダイオキシンについて跡地の安全性を確認したのか質問をしました。
答弁では、やむを得ず野焼きをしたが分別もした。残った可燃ごみは、倒壊家屋の廃材や木屑が主なもので、ダイオキシンも検査したがいずれの場所も参考値程度しか出てはいない、跡地に盛り土などはしていないとの事でした。
しかし、参考値程度しか検出されていないといっても、もともと埋立地にないはずのものが検出される事自体問題があることを指摘、検査方法も地表だけの検査で、雨などで地下に浸透している可能性もあり再度の安全確認を求めました。

○災害時のために井戸の把握を
防災計画に以前掲載されていた、市内の井戸の把握と災害時に解放できるよう事前登録制度の検討の項が削除され、その問題点と、最近の地下水汚染による被害を出さないための対策を求めました。
県の水質測定結果では、発ガン性物質のテトラクロロエチレンが基準値の180倍も超え検出される井戸もあり、井戸保有者への定期的な検査をするよう呼びかける事も求めました。

議長からの注意

 先日、議長から口頭で「市からこんな話がきているから注意するように」と注意を受けました。市からの話とは…
一般質問をする時は、答弁書作成のために事前に担当職員が質問内容を聞きに来て、いろいろと情報交換や意見要望を伝えたりします。いわゆるヒアリングとかレクチャーとか言われるものです。この席に、「市民の同席は遠慮願いたい」というものでした。

 これまでも、ヒアリングの際に調査等をお願いした人や詳しい人を同席したことがありましたので、何でかなと思いました。外部の人がいると話しづらいのでしょうか。職員の方の危惧もある程度わかりますから、ここでは触れませんが、私がカチンときたのは、「何で議長からなの」という点。

 「同席させないで」と言うなら、直接私に言えばいいのに、わざわざ議長から話を持ってくる必要がどこにあるのか。議長から言えば何でも思う通りになるとでも思っているのでしょうか。そのやり方がなんとも釈然としません。

(市会議員・中島健一)


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