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2002年(平14)4月18日 議会レポのロゴ No.125

入札監視委員会

 以前、入札等の改善のために監視委員会設置案が出されていましたが、三月末に市より、監視委員会規則の制定、その他これに関する要綱の制定について資料配布がありました。

○入札監視委員会規則では…
委員会は、☆市が発注した工事に関し、入札・契約手続きの運用状況等についての報告を受ける☆市発注の工事を無作為抽出し審議☆入札等の苦情処理☆公正な職務執行を確保するための調査及び審査、を行う事になっています
委員は三人で構成。任期は二年で、氏名と職業は公表
委員会は非公開。議事概要は公表
審議し、不適切な点や改善すべき点があれば市長に対して意見の具申または是正の勧告を行う事ができる
○入札監視委員会運営要綱
運用状況の報告については☆指名競争入札、予定価格が130万以下☆随意契約、予定価格が200万未満☆市の行為を秘密にする必要のあるもの この三つを除外
無作為抽出は、あらかじめ指定した委員に委任
抽出事案の説明は必要最小限の資料により行う等審議の効率化を図る
事例を集積する
○入札・契約事務の公正職務執行確保の要綱
関係法令、職務上の義務に違反し、公平さを損なう恐れがある行為を求める要求を受けた時は、直ちに所属長に報告
所属長は、報告を受けた時必要な措置をし、市長に報告しなければならない
市長は、報告を受けた時、必要な措置をし、入札監視委員会に通知しなければならない
○評価したい点は…
事件があったからとはいえ、入札監視委員会の設置は、大いに評価
発注工事の無作為抽出での審議
審議に必要あれば関係者の出席や資料の提出を求めることができる
市長に対しての意見具申、是正勧告を設けていること など
○気になる点は…
委員数が三人
非公開は理解できるが、議事録は必要。議事概要となっているが、どの程度の記録を取るのか。
報告対象から「市の行為を秘密にする必要のあるもの」を除外している点。一般的な行政行為でなく、市発注の工事に「秘密」のものがあるのか
「必要最小限の資料による審議」をわざわざ明記する必要があるのか。最小限の資料と審議の効率化は、次元が違う問題では
第一回委員会前日に資料配布をするのだから、委員名も同時に知らせてくれたら…

議員の定数を考える(2)

 阪神間での比較

自治体 議員数 人口(13年4月) 議員1人あたり
神戸市 72人 1,500,292 20,837人
尼崎市 48人 464,684 9,681人
西宮市 48人 433,887 9,039人
伊丹市 36人 191,506 5,320人
宝塚市 30人 219,367 7,312人
川西市 30人 157,352 5,245人
芦屋市 28人 85,194 3,043人
仮定(1) 26人 3,277人
仮定(2) 24人 3,550人

  各市と比較すると、芦屋市の議員一人あたりの人口は一番少なくなっている事がわかります。仮定(1)、(2)は議員数を変えたときの比較です。

 この指標からだけで議員が多いとは断言できませんが、他市より市民の声が議員に届きやすいこと、それは、議員を数人削減しても他市との比較では大きな差異はない事がわかります。

(市会議員・中島健一)


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