2002年(平14)4月11日
No.124
議員の定数を考える(1)
現在継続審議中の議員定数削減の議案について、考えてみたいと思います。
○圧倒的市民の声は削減を求めている
「議員の人数についてどう思いますか」と訊ねれば、その多くが「多すぎる」と答える市民の方がほとんど。では、なぜそうなのでしょうか。
元をたどっていけば、現在の議会に対する不満、たとえば汚職や何をしているか見えないなどが根底にあり、その思いが「議員は多い」という事につながっているようです。その市民の不満を正確に捉えることが、この議論の大前提になると考えます。
○不満を解消するには
議会の活性化と効率化を目指し、議会改革をさらに推し進めなければならないと思います。
議会としてはこの間議会改革特別委員会を設置し議論を重ねてきました。それぞれの課題について一定の結論を得たところですが、そこに甘んじることなく改革を常に推し進めていかなければなりません。
地方議会の果たすべき役割は…
☆住民の代表機能
住民の要求の多様化・複雑化にともない、できるだけ広範囲な意見を議会に反映する必要がある
☆情報開示・審議機能
市政で何が問題となり、何が課題なのかを住民に明らかにしていく
☆意思決定機能
独自の個性ある条例作り
☆監視機能
執行機関の事務を監視
(鹿児島大学・小栗氏文献より)
これらを損なわずに、住民の期待に応えられる方向を模索する必要があり、そのなかで、議員定数も考える必要があります。
○芦屋にふさわしい議員の数は
現在の芦屋市議会の定数は28人。阪神間各市と比べると、議員一人当たりの住民の数は一番少なくなっています。次回はそのあたりをみていきます。
(市会議員・中島健一)
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