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2002年(平14)3月7日 議会レポのロゴ No.119

三月議会(予算議会)始まる

 先月26日から議会が始まりました。財政状況が悪化している中での予算審議、議会改革論議の一定の決着など重要な議案が。

伊藤議員、本会議で謝罪

 議会開会日に、個人ニュースで建設委員を族議員と報じた事について、伊藤議員より謝罪がありました。

来年度、施政方針

 施政方針演説がありましたので、その概要をお知らせします。

○市政の基本方針
・新年度を震災復興の早期完成、行政改革の断行、そして財政の健全化を、市政の直面する最重要課題と位置付け、不退転の決意のもとに取りくむ
・情報の公開を進め、市民と参画・協同の仕組み作りに取り組む

○財政健全化へ
・長引く不況で税収が落ち込むなどから財政硬直化が進み、多額の財源不足が生じる見込み。これまで、基金でまかなってきたが、十七年度には準用再建団体になる事も。
・JR芦屋駅南再開発事業、精道小学校建替え、福祉センター建設などは着工を延期。

○まちづくりの目標
(省略)

 市政の直面する最重要課題の認識で、行政と市民との間でずれがあれば、そのずれを正さなければ市民にとって不幸な事になります。早くから、財政の事について指摘がされていたにもかかわらず、危機意識が希薄でなかったか、市民とのずれは、今になって小学校建替えの延期は政策のミス…、来週から始まる予算審議では、こういった点などが論議されていきます。

起立採決へ

 議場での議案採決は、これまで挙手により意思表示を行っていました。しかし、手の上げ下げが人により不明瞭なこと、また傍聴者に議員の賛否がわかりづらい事などから、起立採決を導入する事が決まりました。

 この他、この議会から、委員会音声を議員控室に流す事や、委員会傍聴者にレジュメを渡したり、委員会審査にはパソコンの持込が認められるなど、少しずつ改善が行われているところです。

議会の監視強化決議

 地方自治法の規定で、市が出資を行っている公社等の団体は、二分の一以上の出資がなければ議会への経営状況の報告をする義務がありません。しかし、市の出資金が適正に使用されているかどうかを監視する議会からすれば、二分の一規定を低くする必要があります。

 この点から、議会として当局に資本金、基本金等を四分の一以上出資するものについては、経営状況を報告するよう求める決議を行ったところです。

固定資産評価審査委員会委員

 委員の一人が任期が切れるため、議会に仙人の同意を求める議案が出されました。委員には引き続き、
 菊岡勝彦氏 昭和12年生まれ
 翠ヶ丘町11番28号
 が推薦され、同意されました。

前助役を証人喚問へ

 汚職の調査特別委員会が開かれ、収賄罪で有罪判決を受けた前助役が控訴をせず判決が確定した事を受け、証人喚問(19日火曜日午前10時から)することを決めました。

 あわせて、特別委員会の調査項目に市営若宮町住宅の件が追加された事を受け、参考人招致を欠席した伊丹の建設会社役員、業者から300万を受け取ったとする議員などを証人喚問することを決定しました。

専決処分

 車両事故の損害賠償について、専決処分の報告が2件ありました。

 今回は2件で約60万円ほどの支払いですが、議会のたびに車両事故が数件報告されるのが気になるところです。発生率もかなり高いのでは…。

えっ? 説明ありましたか?

 市広報で、山手小学校の教室不足に伴う措置で、中学校の変更ができる事を掲載しています。議会への説明では、小学校の変更措置はありましたが、中学校の件まではなかったはず。こんな大事な説明を、なぜしないのか。教育委員会の見識が問われます。

(市会議員・中島健一)


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