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2001年(平13)11月8日 議会レポのロゴ No.104

自主監査

 今年度から政務調査費の支給が条例化され、その透明化が図られています。また、議会事務局による監査も行われるようになり、以前に比べればその信頼性も大幅に増えているところです。

 その自主監査が10月からの二ヶ月間で各会派・会派に属さない議員からの申し出により実施されています。一ヶ月を過ぎた10月末現在では、監査を済ませた会派はワークショップのみで、後はこれからのようです。

 監査に立ち会いましたが、支出費用すべてについて領収書等の証憑伝票を確認する、あたりまえではありますが厳格なものでした。監査では資料購入費の書籍名の漏れ、領収書の印漏れの不備を指摘されましたが、きちんと管理されていると評価を受けたところです。

入札制度の改善提言

 汚職発覚後、入札契約制度改善委員会が設置されていましたが、先日、提言が出されましたのでその概要を紹介します。

○入札における落札結果について
 「…入札に参加しながらその他(※落札者以外)の参加業者が全員予定価格をオーバーする金額で入札している事は、真実落札する意思を有しているのか甚だ疑問である。…予定価格の80%台で落札しているケースも相当数存在する事からみると、100%またはその近似値での落札は真実入札参加業者間に公正な競争があったかどうか疑問なしとしない。…等が指摘をされ、いくつかの改革、改善すべき事項が述べられています。

 入札方法については、一般競争入札については対象となる設計金額の引き下げで拡大を図ること、指名競争入札では、市内業者のみの指名でできる入札にも市外業者を参加させる事、公募型指名競争入札についても改善の意見が指摘されてます。

 業者選定方法については、「恣意的な方法でなく客観的な方法での選考に努めている…」が、更なる努力を求めています。

 談合対策については、厳しい姿勢を求め、指名停止措置の期間延長、損害賠償予約条項の規定を明記、積算内訳書の提出、入札不調の場合の随意契約の方法について改善を指摘しています。その他、透明性の確保、施工体制の把握の徹底、第三者で構成する入札監視委員会の設置などに触れられています。

(市会議員・中島健一)


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