事業を10年延伸

　11日（月）に震災復興の特別委員会が開かれ、中央地区の土地区画整理状況が報告されました。

○概要と進捗状況は…
▽5月23日に第四十八回審議会が開かれ、仮換地指定率は約96％に。
▽施行面積（13.4m²）における公共用地率は、整理前の16.7％から整理後30.3％に。
▽減歩率は名目16.3％、実質4.8％
▽仮換地指定率は96.3％となり、建物移転状況は95.7％
▽施行期間は来年3月までとなっていましたが、精算金徴収･交付の期間を10年間設定するので事業期間を延伸

景観地区の指定へ

　造成が進んでいる南芦屋浜の埋立地域を、市景観条例に基づき景観地区に指定する意向が、土地利用の特別委員会に報告がありました。

　景観地区に指定されることによって、道路や植栽、建築物などが景観を保つために細かく基準が設けられ、施工者に指導が行われるようになります。

○報告された概要は…
▽南芦屋浜全体を経過地区に指定する
▽景観形成の基準として、建築物等では意匠、材料、色彩、緑化など、道路空間では植栽に照明等、広告物では色彩等に対して、指導と助言のガイドライン策定
▽南芦屋浜地区で建築物等を施工する場合、市への届出や通知が必要に
▽地区指定の告示は8月1日を予定

6月議会に予定される議案

　13日（水）、定例議会に提出される議案の説明会が開かれました。
主な議案を紹介すると…

○市税条例の改正
　個人市民税では土地･建物等の譲渡益課税の特例延長や、商品先物取引による所得の申告分離課税制度の創設など

○福祉医療費助成の改正
　県の事業で乳児医療費の所得制限が緩和されたことにともなう条例改正

○12年度一般会計の補正
　主には年度末の財源更正や積立金追加

○病院事業会計の補正
　寄付金があったことによるもの

○公平委員会委員の選任
　任期満了による新たな委員の選出

○人権擁護委員の推薦
　前任者の転居による新たな委員選出

○生活安全条例の制定
　市の制定趣旨によると、市民の安全意識の高揚と自主的な生活安全活動の推進を図るとともに、市民が安心して暮らせる町を実現するために制定する、らしい。

○三条町にデイサービスセンター
　8月末に完成するデイサービスセンターを条例化するもの

市立三条デイサービスセンター概要

　旧三条小学校の建物を利用し、運営をハートフル福祉公社に委託します。事業内容としては、生活指導、機能訓練、入浴や給食など。定員は25人で、利用時間は午前10時から午後の3時半まで。送迎も行い、月曜から土曜まで開所する予定です。

再度の証人喚問

　14日（木）に汚職の特別委員会が開かれ、再度の証人喚問が行われました。

　この喚問は、前回の証人喚問で畑中･長谷両議員の証言拒否が正当でないという判断のもとに、再度証言を求めるために開かれたものです。

　しかし、今回も前回以上の証言を得ることができず、特別委員会は両市議を「いずれも正当な証言拒否理由はなく、告発するべき」で一致しました。今後の流れとしては、定例議会に告発決議が提案され、可決されれば神戸地検に告発することになります。

（市会議員・中島健一）