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2024年(令和6年) 5月30日議会レポのロゴNo.831

※能登半島地震 会議資料より

 輪島市の要請で職員を派遣していました。その職員派遣の報告書(5/22)から。

▼派遣内容 保健活動等に関する業務
▼具体的な従事内容
市内の仮設住宅入居や避難所にいる要支援者の健康状況の把握(対話によるストレス・健康状態等を確認)。
▼被災地の状況
(1) 倒壊家屋の解体撤去等が進んでおらず、道路状況が悪い箇所も点在しており、通行止めになっている道も多くあったため、WEBのマップは必須であった。
(2) 避難所は未だ多数開設されており、避難所管理等の応援派遣が来ていた。
(3) 仮設住宅の建設は、現在進行中であり、入居待ちの方は、避難所や自己責任で倒壊の危険性のある自宅で生活している方もいる様子であった。
(4) 地域のコミュニティが上手く機能しており、お互いに助け合って生活をし

ていた。都市部においては希薄になっている要素のため、地域コミュニティ強化の必要性を再認識した。
(5) 避難所や仮設住宅から勤務先や自宅の畑に通う等、被災前と同様な生活に戻りつつある避難者も多いが、勤務先の被災や漁港が使用できず漁業が再開できない等の理由から失職した方も一定数おられた。
(6) 独居高齢者はキーパーソンが不在のケースもあり、精神的なケアも含めて、今後も見守りが課題となっている様子であった。

▼避難所の様子
体育館などの避難所にはエアコンがなく、現在はストーブで温度の調整をしているが、夏場は熱中症の対策が必要だと感じた。他市・他県に一時避難している市民も多い。

▼派遣について
(1) 輪島市職員(保健師8名)のみでは、週1日しか休暇を取得できない職員もおり、今後も継続した人的支援は必要だと感じた。
(2) 輪島市以外の職員であることで吐露できる悩みを抱えた避難者もおり、人的支援の重要性を再認識した。
 災害後の対応は他人ごとではありません。私たちも備えが必要です。次期定例会では、防災関係の質問をしたいと考えています。
次期定例会は、6月4日から。

※市職員 懲戒処分
 公務外において、地域住民に対する信用失墜及び虚偽申請手続きを行った行為、 申出内容と異なる通勤手段による通勤手当の不正受給、兼業の許可申請手続きを怠った等があり、職員一人が停職3か月の懲戒処分となりました。5月24日付

※議会 新体制に
 17日に臨時議会が開かれ、新しい体制になりました。議長は変わりませんので副議長以下の役員を紹介します。

  副議長 岩岡   監査 中島
  阪神水道企業団議会議員 中村
  総務常任委員会 委員長 広瀬
  民生文教常任委員会 委員長 大原
  建設公営企業常任委員会 委員長 川上
  議会運営委員会 委員長 田原

※予算の概要E
 新年度予算について、何回かに分け紹介をしています。
今回が最終回になります。

▼国際理解教育推進事業
 事業費 1,442万6千円
〇事業背景・目的
国際文化住宅都市として、児童生徒に対し、グローバルなコミュニケーションを実現する力を一層推進するために、国際理解を深める取組を実施します。

▼【新規】学校園LED照明設置工事
 事業費 1,583万4千円
〇事業背景・目的
学校園の照明設備については、水銀灯・蛍光灯の取扱い業者の減少や電気料金の高騰に対応するため、早期のLED化が必要。リース契約により学校園一括で早期にLED照明を導入することで、電気使用料の削減を図ります。

▼【新規】トイレ・外装改修設計業務
 事業費 1,500万円
〇事業背景・目的
山手小学校は建築後23年、岩園小学校(管理・教室棟)は建築後22年経過しており、老朽化による改修工事が必要。山手小学校(トイレ)及び岩園小学校(トイレ・外装)の設計業務委託を実施します。

▼【新規】空調設備改修工事
 事業費 1億3,587万2千円
〇事業背景・目的
精道小学校は17年、浜風小学校は18年経過し、老朽化が進んでいることから、【精道小学校】普通教室、ワークスペースの空調改修、【浜風小学校】普通教室、給食更衣室、図書室、特別支援学級の空調改修、を実施します。

▼【新規】学校体育館空調の設計業務
 事業費 3,574万5千円
〇事業背景・目的
酷暑日の増加に伴い、部活動等に影響がでていることに加え、大規模災害時の避難所としても利用されるため、学校体育館へ空調を設置します。来年度の工事に向け、市立全小中学校(設置済みの精道小学校及び宮川小学校を除く)の体育館空調設置の設計業務委託を実施します。

▼【新規】グラウンド改修工事(潮見中学校)
 事業費 5,200万円
〇事業背景・目的
以前グラウンド中心部の改修を実施しましたが、その外周部は雑草が繁殖し、水はけも悪いことから、授業や部活動での利用に支障が生じているため。

▼中学校部活動の地域移行検討事業
 事業費 252万円
〇事業背景・目的
各中学校において試験的に地域部活へ移行する部活を選定し、担い手として【部活動地域指導者】や【地域コーディネーター】を配置します。これにより教職員に代わって、学校と指導者との間に入り調整等を行い、授業の準備や生徒と向き合う時間の確保に繋げます。

▼【新規】国指定重要文化財
   ヨドコウ迎賓館竣工100周年記念事業
 事業費 330万9千円
〇事業背景・目的
ヨドコウ迎賓館が今年、竣工100周年を迎えるにあたり、様々な取組みを通して、その学術的価値や魅力を発信するため、記念事業を実施します。

▼【新規】市民センター(本館)
    LED照明設置工事
 事業費 2億1,737万4千円
〇事業背景・目的
地球温暖化の原因とされるCO2排出量の削減及び電気使用料の削減を目的に、市民センター本館の照明のLED化を実施します。


(次回に続く)

(市会議員・中島健一)


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