2024年(令和6年) 2月29日No.825 ※芦屋市 窓口時間を短縮へ委員会での説明によると、現在午後5時半までの窓口受付時間を30分短縮し、来年度中には午後5時までにするとの事。その理由は、 ▼証明書のコンビニ交付や転出手続のオンライン化の拡大などにより、2年前に比べて市民課窓口の来庁者は2割程度減少。 ▼窓口での手続から様々な方法による市民サービスの提供に移行しつつある。 ▼今年度より住民票や戸籍、課税証明など主な証明書についてはオンラインでの請求手続きを開始しており、他の手続にも横展開が可能な「来なくてもいい手続」の先行事例を積み上げている。 ▼市民課窓口午後5時以降の来庁者は全体の2%程度と少ない状況からも、最終受付時間を午後5時に設定した際の影響は極めて小さいと考えられる との事です。 ※敬老祝金 削減の方向 市は、現在88歳と100歳に支給をしている敬老祝金を見直し、削減する方向です。説明によると、 ▼少子高齢化の進展に伴い制定された当時と比べると、高齢者の増加が見込まれている。 ▼持続可能な支援体制を整えるために、一人ひとりへの給付から、高齢者を地域全体で支えていく地域包括ケアシステムの深化・推進に向けた体制整備等の事業への転換を図る。 との事です。 ▼ちなみに他市の状況は… 神戸市 100歳到達者に、市長メッセージカードを送付 西宮市 88歳到達者に、祝状を送付 100歳到達者に、祝状及び記念品送付 ※いじめ重大事態 調査結果を受け、作成した再発防止策について、教育委員会から資料が。 文章にするとこうなってしまうのかもしれませんが、表面的な事ばかりのようにも感じてしまいました。SSW(スクールソーシャルワーカー)として学校現場にいましたので、モヤモヤ感が否めません。 そ もそもSCやSSWが施行規則に位置付けられたのは以前からですし、各学校に拠点配置すべきです。また、防止策によって会議や事務を増やし教員を疲れさせ るのではなく、人(教員)を増員できなければ意味がありません。非常勤の教師が担任をするような事が常態化している状況は早期の改善が求められています。 いろいろと思いはありますが、とりあえず教育委員会の「再発防止策」の概要をお知らせします。 1 はじめに 令和3年12月、市内小学校において事案が発覚し、その後いじめ重大事態と認定した。令和5年12月、調査報告書を受け、芦屋市教育委員会(以下「市教委」という)では再発防止策を検討しました。 市教委は調査報告書に記載されている内容をしっかりと受け止め、そのための取り組みについては確実かつ継続的に取り組んでまいります。 2 提言を受けての再発防止策 ▼1 こどもの人権に配慮した生徒指導について
市教委は教職員が「子どもの権利条約」や「こども基本法」の理解を十分したうえで人権に配慮した生徒指導ができるよう体制を整え、安全・安心な風土の醸成
が築けるように支援する。学校教育法施行規則上にスクールカウンセラー(以下SC)・スクールソーシャルワーカー(以下SSW)が位置づけられたことを踏
まえ、SC等の効果的ないじめ対応における活用を推進していく。 ▼2 いじめを重大事態化させないための適切な初期対応 法のいじめの定義を限定解釈せず、いじめを判断する場合にいじめを受けている側に寄り添い、いじめにつながる行為を見逃さず、気づいた段階で情報共有を怠らないという態度を維持することが求められる。 市教委は法の理解を深め、学校が初期対応を円滑に進められるように指導していく。 ▼3 組織的・継続的な対応 情報共有を図る具体的な方法、伝達経路を適宜確認できるようにしておくことが必要である。そのことがあってこそ「いじめ対策組織を起点として、教職員全員で共通理解を図り、学校全体で総合的ないじめ対策を行うこと」が可能となる。 学校いじめ対策組織が、いじめ未然防止、早期発見、事実確認、事案への対処等を的確に進めるために、管理職がリーダーシップの下、SCやSSWとの協働的な指導・相談体制を構築することができるよう市教委は支援する。 ▼4 情報の「可視化」と「記録化」による情報共有
いじめ対応の評価と検証のために、いじめ問題に係る会議の記録を作成し、保存することは必須の作業である。また、教職員は、いじめ対応に当たって、まず対
応経過の記録を正確に残すことが必須である。情報共有は個々ではなく、一堂に会して行う時間が必要である。以上のことを市教委は学校に対して周知徹底す
る。 ▼5 いじめ重大事態調査終了後の市教委・学校の対応と研修の充実
市教委は市内の全ての学校に向けて、教職員のいじめ対応力の向上に役立つ研修機会の提供や、各校のいじめ防止基本方針の内容及び実施状況等について確認
し、必要な指導助言を行っていく。また、今後実効性のあるいじめ対応を行っていくために、研修の質・量等の充実を図っていく。 ▼6 実効的な「チーム学校」に求められる視点と姿勢
「一人で抱え込まない」、「どんなことでも問題を全体に投げかける」、「管理職を中心に、ミドルリーダーが機能するネットワークをつくる」、「同僚間での
継続的な振り返り(リフレクション)を大切にする」といった姿勢を教職員及び多職種の専門家等が意識することにより、実効的に「チーム学校」を機能させて
いくことができる体制作りを市教委は支援していく。 ▼7 関係機関やスクールロイヤーとの連携 市教委は問題が重大化してから外部弁護士に相談するということではなく、初動段階から適切な助言を得られる体制の構築を目指す。 ▼8 いじめ対応におけるガバナンス(危機管理体制) 市教委は、いじめ対応が適切に行われるように平常時から外部の関係機関と連携が図れるように、学校組織の機能を検証し、効果的なサポートができるよう努めていく。 3 再発防止についての取り組み ▼1 臨時校長会 再発防止策と照らし合わせ、「各校の基本方針」「情報共有の在り方」の見直し ▼2 研修の実施 @ 校長・教頭への研修 A 各校にて全教職員に研修 B 教育相談コーディネーター養成研修 (市教委担当・教頭・生徒指導担当等) C 市外その他各種研修に参加 (市教委担当) ▼3 児童生徒への「いじめ予防」授業の実施 弁護士による法的な視点からの授業 ▼4 児童生徒の実態把握 @いじめアンケートの実施 市教委による参考書式の作成 各学校の実施状況(項目・方法・頻度等)の共有 Aアプリの活用 子どもの学校適応感を知るためのアプリ 表面上では見えない子どもたちの気持ちや心の健康度をデータで図り、日常の気づきなどと合わせて多角的に見ることで子どもが抱えている課題にいち早く気が付けるように取り組む。 ▼5 抱え込まない「チーム学校」 児童生徒一人一人の情報を芦屋市生徒指導・不登校連絡協議会や校務支援システムを使い、市教委と学校が共有 ▼6 「重大事態チェックリスト」の活用を徹底 学校と市教委が連携し、法・ガイドラインに基づく対応を行う 4 検証 芦屋市いじめ問題対策審議会において定期的に取り組み状況を報告し、検証を行い、適宜見直しをします。 (市会議員・中島健一) HOME |
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