[バックナンバーINDEX] [HOME]

2024年(令和6年)1月25日議会レポのロゴNo.822

※能登半島地震への支援

 市が開催している被災地支援対策本部会議(第3回)の概要をお知らせします。

〇避難所運営支援について
  1月20〜25日まで、石川県珠洲市へ2名の職員を派遣。

〇義援金街頭募金活動
  社会福祉協議会として街頭募金を実施。
    実施日:1月14日(日)午前10時〜
    募金総額:14万5138円

〇応急給水支援
 日本水道協会兵庫県支部では、輪番制で給水車1台を派遣し、1月13日から2台体制。
 芦屋市が属する兵庫県支部阪神ブロックからは、西宮市の後、阪神水道企業団、川西市、尼崎市、芦屋市まで派遣順が決定。現時点で、本市から最も早く派遣する可能性があるのは2月中旬頃の予定。

〇応急復旧支援
 日本水道協会兵庫県支部より、1月15日から伊丹市が従事する応急復旧活動について、それ以降に引き継ぐことの可否について照会があり、引継ぎ可能と回答。

〇消防の対応
 1月11日6時時点で石川県において、20都府県632隊の緊急消防援助隊が活動中だが、一部の部隊を除き兵庫県に対する出動の要請は入っていない状況とのこと。

〇緊急消防援助隊の派遣
 石川県輪島市に向け、救急隊1隊3名を派遣。

〇震災・学校支援チーム(EARTH)派遣
 兵庫県教育委員会の取りまとめる「震災・学校支援チーム(EARTH)」(第1次派遣)に潮見中より1名・宮川小より1名を派遣。今後、順次派遣予定。

※保険料の過少算定 
 所得未申告者と年度途中の転入者に対する後期高齢者医療保険料算定において、誤りがあったとの事。

 具体的には、本人申告もしくは前住所地自治体照会結果にもとづき所得情報をシステムに入力する際、所得情報の一部項目に入力漏れがあり、5名の被保険者に対して本来の保険料額より低い保険料額で通知を行なってしまったそうです。

 対応としては、増額変更となる方に電話でのお詫びおよび今回の経緯を説明した後、お詫び文書及び保険料額変更の通知書並びに納付書を送付するとしています。

※小学校給食異物混入
 少し前になりますが、小学校の給食に異物の混入がありました。

 状況としては、配膳した給食(赤飯)に、金属片(5ミリ程度)が混入しているのを児童が発見、食べるのを中止したとの事。学校では、全児童に赤飯の喫食を中止させましたが、既に食べてしまった児童も。今のところ健康被害の報告は無いそうです。

 原因は現在調査中、給食室で使用している調理器具には破損等は無いそうで、食材の納品業者(米、小豆等)にも調査を依頼中。また、学校給食食育支援センターにも、異物の特定を依頼したとの事です。
保護者には、当日に報告とお詫びの手紙を配布しています。

※市民意識調査から@
 昨年6月に調査が実施され、その報告書が完成したとの事で読んでみました。概要について少し紹介していきます。

 調査の方法は、郵送によるアンケート票にWEB回答もできるようにしたものです。対象者数は3000人で回答率は53.3%でした。紙での回答は926件あり、WEBでは672件です。

 その解答方法を年代別にみると…
         紙(%)  WEB(%)
10歳代    28.1  71,9
20歳代    36,6  63,4
30歳代    40,4  59,6
40歳代    37,3  62,7
50歳代    50,4  49,6
60歳代    64,1  35,9
70歳代    83,6  16.4
80歳以上  96,7   3,3

 解答方法も、やはり違いが出てきています。この数字も、今後の施策遂行に当たっては十分参考にして欲しいところです。

〇結果の要約

(1)お住まいの地域での生活や住みやすさ
▼ 定住意向については、全体で「今の場所に住み続けたい」が7割を超えているものの、10歳代から30歳代では6割未満と、若い世代で定住意向が薄い傾向がみられる。

▼ 地域活動・行事への『参加している』(「よく参加している(年数回以上参加/運営に関わっている)」+「ときどき参加している(参加者として年1回以上参 加)」)割合については、全体で3割を超えているが、奥池地区、浜風小学校区、潮見小学校区(南芦屋浜地区除く)、南芦屋浜地区で4割を超え、高い傾向が みられる。

▼ 子どもと接する機会については、全体で「あいさつをすることがある」が4割を超え最も高いものの、20歳代では「全くない」が6割近くを占め、若い世代における地域とのつながりの希薄化が推察される。

▼ 家族以外での困りごとの相談相手・場所の有無については、男性で「ない」が3割を超え女性(22,1%)より高くなっていることから、男性が相談しやすい環境づくりが求められる。

▼ まちなみやまちなかの緑の景観については、全体で『良い』(「良い」+「どちらかといえば良い」)が9割を超え、高い評価となっている。

▼ まちなかの緑を育てたり維持する活動への参加については、全体で『年1回以上』(「月1回以上」+「年数回程度」+「年1回程度」)の割合が2割未満であるものの、60歳以上で2割を超え、比較的高齢の世代での参加率が高い傾向がみられる。

▼ 市内公園の利用頻度については、全体で「月1回以上」が3割未満となっているものの、子育て世帯が多いと推察される30歳代と40歳代で「月1回以上」が3割を超え、他の年代より高くなっている。

▼ 自然災害に対する日頃の備えについては、年代が高い程「芦屋市防災ガイドブックを読んだことがある」が高くなる傾向がみられ、60歳以上で8割以上の方が 読んだことがあると回答している。また、女性で7割を超え男性(68,1%)より高くなっていることから、男性の行動促進に向けた周知が求められる。

▼ 地球温暖化防止に向けた取組については、全体で「買い物には、マイバックを持っていく」が9割近くを占め最も高く、女性は94,7%と男性(84,4%)より高くなっている。

▼ 市内での移動の利便性については、全体で『便利』(「便利」+「どちらかというと便利」)が7割を超えている一方で、奥池地区・芦屋浜地区で『不便』(「どちらかというと不便」+「不便」)が5割を超えており、市内中心部から遠い程、不便と感じる傾向がみられている。

▼ 生活用品の購入場所については、全体で食料品・日用品・医薬品で「主に市内」が6割を超える一方で、衣料品は「主に市外」が6割を超えており、市内における衣料品関連の商業施設が少ないことが要因の1つと推察される。

▼ 夫婦の役割分担については、全般的に「同程度・適宜分担」を理想とする割合が高いものの、現実では生活費は男性、家事・育児・子育てについては女性が主に負担している傾向がみられる。

▼ 市役所の手続の利便性については、20歳代と30歳代で『利用しにくい』(「どちらかといえば利用しにくい」+「利用しにくい」)が『利用しやすい』 (「利用しやすい」+「どちらかといえば利用しやすい」)を上回っている。職業別では、正社員・正職員(常勤)、派遣社員・契約社員で『利用しにくい』が 4割を超えており、仕事により平日に手続をしづらいことが要因の1つであると推察される。
(次号に続きます)

(市会議員・中島健一)


バックナンバーINDEXへ
HOME