2023年(令和5年)12月21日No.820 ※教育委員人事 不同意定例会議初日、教育委員人事の採否があり、賛成少数で不同意となりました。既にマスコミ報道されていますのでご存じの方も多いかと思います。神戸新聞から引用します。 「教育委員の上月敏子さんの後任に元さいたま市教育長の細田真由美さんを任命するとした市の案を賛成少数で不同意とした。同市で人事関連議案が不同意となったのは、少なくとも1999年以降で初めてという。」 反対した議員のSNS等には、かなりの意見が来たようで、市民の関心の高さが良く分かります。それだけ、教育は芦屋市の要(かなめ)になるもだといえるで しょう。私は、というと、今回の議案に棄権しました。市長の教育に対する熱意は理解できます。その観点から、今回の人事に反対するものではないのですが、 もろ手を挙げて賛成とまでは判断できませんでした。 その理由は… 〇住まいが遠隔地 片道5時間近くかかるところにお住いの人ですから、そうそう会議や行事に参加することも難しいかと。オンラインと言う方法もありますが、教育委員会はまだ未導入ましてや市内行事等は、やはり現地参加が求められることになります。 〇兼職が多すぎる 国の審議会等をはじめ、美術館館長や両手で足りないほどの兼職をされています。そんな中、日程の調整ができるのか、重複した場合に芦屋市の仕事を優先して頂けるのか、手元の資料では判断がつきませんでした。 確かに教育に関しての知見も高く、特に英語教育に関しての見識は高く評価されています。私は、教育委員としてではなくアドバイザー的な役割を担って頂く方が良かったのではないかと思うところです。 来年初めの定例会では、教育長の人事案件も出てきます。この教育委員の件と合わせ、良い方向での基盤づくりを願うものです。 (市会議員・中島健一) HOME |
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