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2023年(令和5年)11月2日議会レポのロゴNo.817

※救急搬送時の待機時間短縮

 先の議会で、「救急搬送時の待機時間短縮」について質問をしました。

  急病や事故であれば、通報があってから現場到着までの時間を短縮することは、命を救うという命題において何よりも大切な事です。この点については、消防で も努力を重ね過去に比べれば時間も短くなり、近年はほぼ同じくらいの時間で現場に到着することができるようになっています。

 しかし課題なのが、救急車内に対象者を移送、運んでからそこから動き出すまでに時間がかかっている事です。

 対象者を車内に移送してから何をしているかと言うと、搬送先をどこにするか、これに時間を取られています。搬送対象先の病院等に1件1件電話で受入可能かを確認しているからです。この時間ロスを解消することが、喫緊の課題だと私は考えています。

 先進自治体では、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用し、救急搬送をスムーズにする取り組みがみられます。芦屋市にとっても大きなメリットがあると思い、市消防の見解、今後の展望などを質問したところです。

 結論から言うと、芦屋市消防単独では困難な状況なので、他市や県にも働きかけながら検討をしていく事になりました。市民の命がかかっているとはいえ、一足飛びにはなかなか進まないのが歯がゆいところです。

 質問では、その他にも歴史的市史資料の維持と情報提供について、市の責務等をどう考えているかの見解を質したところです。

※市有地売却 一般競争入札 
 とても手の出る金額ではありませんが、市有地の売却についてお知らせします。今回は2ヶ所あります。

 ▼ 芦屋市翠ケ丘町2番2
    宅地 1605.17u  最低売却価格 4億5千730万円
 ▼ 芦屋市翠ケ丘町19番
    宅地  670.52u  最低売却価格 1億6700万円

  案内書は11月1日から市役所やラポルテの市民サービスコーナーで配布されます。詳しくは案内書に記載がありますが、入札保証金(入札金額の5%以上)を 納付する必要があります。入札期間は12月1日〜 1月18日で、開札日は、1月23日となります。資金のある人は、ぜひご検討ください。

※来年度の予算編成
 10月初めから来年度の予算編成が動き出しています。私も所属する会派として予算要望書を当局に手渡したところです。

 今回、総務部財務室が各部課長宛に「令和6年度予算編成について(通知)」を出していますが、その中から下線が引かれているところ(おそらく当局が大切だとしている)をピックアップして、紹介していきます。

〇不用額の発生理由については、(略)過大な経費の積算によるものや、不十分な事業の進捗管理によって生じる不用額については、本来、他の事業に配分することができた予算であるため、安易にこれを発生させないよう留意すること。

▼議会で度々不用額の多さが指摘されていましたので、その意をくんだものとなっています。

〇市民サービスの向上と業務効率化を同時に実現する観点から、DX推進の動きが加速する中において、国・県の動向を注視するとともに、必要な経費については、精査の上、適時に計上すること。

▼動向を注視するだけでなく、「必要であれば働きかけをする」ことも含めて必要な経費を計上して欲しいところです。


〇各種計画の統廃合について、積極的に検討を行うこと。また、各種計画の策定・改訂する際も専門的な調査を要するなど業務委託を行う明確な根拠があるもの以外は原則業務委託しない事。

▼大いに推進して欲しいと思います。特に安易な業務委託は、市職員の知識や経験の低下を招き、委託先に依存してしまう可能性もあります。その観点からすると、現在委託している分についても、十分な精査が必要なのかもしれません。


(市会議員・中島健一)


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