2023年(令和5年)3月30日No.802 ※組織改正市は、この4月から機構改革(組織のスリム化)を進めるため、部・課の統合、部長及び課長のポストを削減します。また、「より効率的な組織とするため、関 連性の高い複数の課で構成する『室』を新設し、各課において、適切に役割と責任を分担することで、マネジメント体制の強化を図る」としています。その組織の主な改正点のうち、新設された「室」を見てみると… 〇市長公室を新設 〇総務室及び財務室を新設 〇市民室及び環境・経済室を新設 〇福祉室及びこども家庭室を新設 〇都市戦略室及び都市基盤室を新設 〇消防室を新設 〇管理部、学校教育部及び社会教育部を統合し、 教育部を新設し、管理室、学校教育室及び 社会教育室を新設 となっていました。 ほぉ〜、と思い「誰が異動になったのか?」と人事異動の一覧を見ていると、 異動人数 室長級 4人 昇任者数 室長級 4人 とあります。「あれ? 新設した室って10以上あったよな??」と、よくよく見てみると、なんとなんと、確かに新設してありますが、「事務取扱」と言う併任が多くあったのです。 例えば、 ▼企画部長 併任 市長公室長 ▼総務部長 併任 総務室長 ▼総務部参事 併任 財務室長 「え、え?」となって、他も見てみると他の室長も次のように部長や課長を兼任する人事異動になっていたのです。 ▼市民生活部長 併任 市民室長 併任 環境・経済室長 ▼こども福祉部長 併任 福祉室長 ▼都市政策部長 併任 都市戦略室長 ▼都市政策部参事 併任 都市基盤室長 正確に記すと「併任」ではなく「事務取扱」と書いてはありますが、ほぼ同義かと。 教育委員会に至っては、私の見落としかもしれませんが、新設された管理室がなく、「教育統括室長」なんてのが異動表の中に突然出てきましてまさに「???」でした。 また、教育委員会はそれまでの3部が1部体制になり、無くなった社会教育部に代わり社会教育室が、担当者は障害学習課長を併任。学校教育部は学校教育室となり、担当者は学校教育課長を併任する、という体制に。 組織改革の必要はあります。ですが、庁内の実際の事務内容までは分かりませんので外形的な判断しかできませんが、部長が組織改正の肝「適切に役割と責任を 分担することで、マネジメント体制の強化を図る」となる室長を兼任するのは、どうなのでしょう。と、私的には少々疑問を持ってしまいました。 ※予算概要C 【継続】無電柱化関連事業 事業費 3,650万円 ◆事業背景・目的 都市防災の強化、通行空間の安全性及び快適性の向上、良好な都市景観の形成を目的として、市域の無電柱化を進めています。 ◆実施内容 無電柱化推進計画の住民要望による無電柱化検討地区として、地域とともに無電柱化の検討・協議を行ってきた六麓荘地区において、無電柱化のための詳細設計を実施します。 【継続】橋梁長寿命化事業 事業費 2億4,642万3千円 ◆事業背景・目的 橋梁は、安全な維持管理と長寿命化を目的として、5年毎の定期点検が義務付けられており、定期点検で健全性Vのもの(次回点検までに措置を講ずべきもの)については対策が必要となります。 ◆実施内容 桜橋及び阪神芦屋駅南歩道橋の長寿命化修繕工事、クロマツ橋及びツツジ橋の撤去工事を実施するとともに、市内の跨線橋3橋の定期点検を実施します。 【継続】第一跨線橋対策事業 事業費 2,930万1千円 ◆事業背景・目的 JRに架かる第一跨線橋は設置後96年以上経過し、健全性V(次回点検までに措置を講ずべきもの)となっています。 今後の対策について、通学路でもあることから地元だけでなく学校関係者も含めた協議を行い、現在の橋梁については撤去し、迂回路の安全対策等を実施することになりました。 ◆実施内容 令和6年度から第一跨線橋の撤去工事に着手するため、西日本旅客鉄道鰍ニ工事協定を締結するとともに、芦屋橋及びふれあい橋までの歩道の安全対策等を行います。 【新規】芦屋川周辺地区交通影響調査業務 事業費 1,600万円 ◆事業背景・目的 芦屋川周辺地区については、駅利用の送迎者などによる交通問題、通学路の安全対策、歩道幅員が狭いなど各種課題があることから、対策を検討するため、芦屋川周辺地区の交通影響調査を実施します。 ◆実施内容 交通影響調査を実施し、その結果をもとに対策の有効性を検証します。 【継続】屋外広告物補助金 事業費 4,236万6千円 ◆事業背景・目的 良 好な広告景観の形成を図るため、平成28年7月1日に屋外広告物条例が施行されました。条例施行により不適合となった広告物等(色彩が華美すぎる、看板が 大きすぎるなど)について、令和6年3月31日までに条例の規定に適合するよう広告物等の改修等を行う必要があります。 ◆実施内容 条例施行により不適合となった広告物等について、令和6年3月31日までに条例の規定に適合するよう広告物等の改修又は撤去を完了した事業者に対して、当該改修等に要する経費を助成します。 【継続】芦屋中央公園トイレ建替工事 事業費 3,960万円 ◆事業背景・目的 老朽化した公園トイレについては、利用状況やバリアフリー化の状況を踏まえ、優先順位をつけて順次更新を進めています。 ◆実施内容 令和4年度に実施した芦屋中央公園トイレ建替・撤去の設計に基づき、令和5年度は、野球場横にあるトイレの更新を実施し、和式トイレから洋式トイレとするとともに、多目的トイレを新たに設置します。 (次回に続く) (市会議員・中島健一) HOME |
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