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2022年(令和4年)4月7日議会レポのロゴNo.771

※丸型ポスト

  先月初旬、宮川町の市民から「昔ながらの丸型郵便ポストがあるのですが、今日そのポストを3月末で撤去し、普通のポストに交換するという芦屋郵便局の張り 紙がありました」との連絡。古き良きものを一度壊してしまうと二度と戻りません、とも訴えられ、これまで通りにならないかと言うものでした。

 早速、芦屋郵便に詳しい議員(福井利道)に情報収集を依頼すると、撤去理由として次のような事が分かりました。

〇支社、いわゆる上部組織からの指示
〇市民からの苦情。投入口が狭い
〇市に撤去を打診したらOKとの返事

 市が撤去にOKを出した話には、正直驚かされてしまいました。

 10 年ほど前に、丸型の郵便ポストは市の魅力づくりにも一役買っていると指摘をし、その活用などを質問しました。その後、市のホームページにポストの紹介が掲 載されたり、広報担当がPR番組を作成しその番組が賞をもらうなど市の魅力に貢献をしてきていたはずです。なのに、なんでOK??

 連絡頂いた市民の方に状況をお知らせし、ちょうど予算議会の最中でしたので、この件を取り上げたところです。広報担当は撤去の事を知らなかったようで、じゃ誰がOKの返事をしたの? となりますが、そこはスルーして「市も存続を働きかけて」とお願いしたところです。

  現在、市内には17か所の丸型ポストがありますが、少なくとも4か所以上に撤去の張り紙がありました。その後他の市民からも声が寄せられるようになり、そ れぞれができる事を、と動き始めました。暫くして効果があったのか、ポストに貼ってあった貼り紙の内容が「撤去から検討」に変更されたのです。

※そして中止 今後は未定に
 25日、朝日新聞にポストの記事が載りました。市も担当課が郵便局側にいろいろと働きかけをしてくれたようです。そして、貼り紙が再度変わりました。内容は、建替え工事を案内していたが、ひとまず中止、今後は未定。貼り紙も時期が来たら撤去します、というものです。

 良かった〜、と一安心です。

 でも、苦情があるのも分かります。ペイントもはげボロボロ、土台が壊れている場所もあるし、大きな郵便物を入れにくいのも事実。また、撤去の話が再燃するかもしれません。

  維持管理、本来は郵便局がするものですがそこは芦屋の町並み維持に貢献したい人を募ってボランティアで塗り替えなどしていくのも一方法かと。調べてみる と、全国的には郵便物の量が増加して既存のものでは対応できない時に、その横に角形のポストを新設することもあるようです。当然地代がかかりますが、そこ は市が支援する方法もあるかと思います。

 今後に向けて、何かしないと・・・。

※予算の概要@
 今年度の予算概要をお知らせします。
 一般会計は約430億円で、その他の特別会計や企業会計などを合わせると総計で、約810億円規模の予算となります。

 一般会計の主なものは市税となり、約230億円で半分を占めています。そして、国庫支出金が約55億円、県支出金が約25億円市債が約21億円などとなっています。

 目的別の支出をみると、民生費が約155億円で約36%で、以下、土木費約62億円、教育費約57億円、総務費約45億円、公債費約44億円、衛生費約42億円、消防費約15億円などとなっています。

 特別会計や企業会計の主なものの予算規模を紹介すると、国民健康保険が約98億円、介護保険が約96億円、後期高齢者医療費に約25億円、市民病院が約69億円、水道と下水で約74億円などとなっています。
                           (次回に続く)

※街路樹は 管理センタ―へ
 これから緑の映える季節になっていきます。この度、街路樹管理センターが開設されました。維持管理や清掃などについては、このセンターが窓口となります。また、道路の照明などもこちらになりますので、お気軽にご相談ください。 街路樹管理センター 38‐2725

(市会議員・中島健一)


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