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2019年(令和元) 12月5日 議会レポのロゴNo.766

※京都御所での茶会へ

 天皇皇后両陛下が催される茶会に招かれました。ちょうど県下の市議会議長会会長市である事からのお招きです。

 会場内では、宮内庁楽部による舞楽「萬歳楽」「太平楽」や、小雨の中でしたが蹴鞠を観ることができました。天皇皇后両陛下のお出ましになるまで、乾杯グラスをもち待つ事20分ほど。御所内でしたが皇宮警察の先導の元、車列を組んで会場にお見えに。

  天皇陛下のお言葉の後、京都府知事が乾杯の発声、懇談に。懇談と言っても30分ほど。そして、天皇皇后両陛下と直接お話ができるのは、事前に調整済みで近 畿各府県の知事や著名人のみ、他の参加者はその様子を見守るか、軽食をいただくかでした。それでも間近で見る機会を得ることができたことに、感謝感謝で す。

 ただ残念なことに、一部参加者の心無いというか品のなさ(私基準ではありますが…)が目について仕方ありませんでした。

 案内状には、カメラの持ち込みはダメとあり、会場内でも写真撮影はご遠慮下さい、とアナウンスされているにもかかわらず、カシャカシャとスマホをかざして撮影する人が。そして、「なら私も」という感じで増えていき半数位の人が撮影していました。

 気持ちは分からないでもないですが、なんだかなぁ〜、です。帰りに県議会の議長とお話をしたのですが、同じ感想をお持ちになっていたようです。

※初の試み 意見交換会
 毎年、議会報告会を開催していましたが、今年は趣向を変え「意見交換会」とし、各常任委員会毎にテーマを掲げ開催しました。街路樹と公園をテーマにした建設公営企業常任委員会の班が一番参加者が多く、グループでの議論も活発に行われていました。

 ただ、他の班では厳しい意見も出されていたようで、今後に向けさらに検討を重ねていく予定です。

※市職員の募集
 職員の市内居住率が2割を切っている今こそ、市民の方に応募して欲しい!

 申し込みは、今月20日まで。必要書類はホームページからダウンロードできます。試験は来年の1月19日。

※市消防 防火設備確認
 首里城が焼失したのを受け、市消防本部も市内の主要な施設の防火設備等の確認を行いました。
 市内にある国の文化財は4施設です。

〇ヨドコウ迎賓館
  国指定重要文化財旧山邑家住宅は、灘五郷の蔵元「櫻正宗」当主8代目山邑太左衛門が芦屋に建てた別邸。この建物は、帝国ホテル建設のために来日していたア メリカ人建築家フランク・ロイド・ライトが大正7年(1918)に設計し、工事はライトが帰国した大正12年に着手され、大正13年に竣工。

〇芦屋仏教会館
  丸紅商店初代社長・伊藤長兵衛氏が、開かれた仏教講座の道場とするべく、 1927年に私財を投じ創設。終戦直後には、一部が市立図書館として使われ、ま た1995年の阪神・淡路大震災では、被害は軽微でしたが震災復興に伴う土地区画整理事業区域のため、2003年に西へ約2.5m曳家工法で移築。

〇芦屋モノリス
 逓信省 芦屋郵便局電話事務室(電話交換局)として1929年に竣工した建物。これまでに増築や用途変更に伴う改修が行われていますが、ほとんど新築当時の外観を留めています。1986年に保存改修工事により新築時の外観に。

〇打出教育文化センター
 仏教美術コレクターの松山与兵衛氏が、大阪より明治時代の洋館を移設したもの。明治中期から後期の銀行建築。現在は芦屋市が建物を所有し、芦屋市立図書館打出分室として使用。

※市境から西は高架に 阪神
 阪神電車は市境から西側を高架路線に切り替えました。これで神戸市内の11ヵ所の踏切がなくなりました。

 さて、芦屋市内はどうなのか。一部高架になっていますが踏切はまだ残っていますし、特に駅に近い踏切では渋滞がまま発生しています。

 芦屋市は、今年度の施政方針で「重点施策の第一は、安全・安心で良好な住宅地としての魅力を高めるまちづくり」とし、ようやく「阪神電気鉄道の立体交差化をはじめ(中略)整備優先度等を中長期的な視点から検討」し始めたばかり。

※住みよい街2019
 日経BPが発表した「シティブランド・ランキング-住みよい街2019」、今回、芦屋市は9位にランクイン。
 このようなランクに惑わされず着実な街づくりが必要だ、と言いつつも、やはり嬉しいものです。ちなみに、兵庫県内のランクインを見てみると・・・

    2位 西宮市   9位 芦屋市   17位 神戸市
   29位 宝塚市  37位 明石市   72位 伊丹市
  130位 姫路市 142位 加古川市 144位 尼崎市

 さて、あなたの評価はいかがでしょう?

※甘くはない将来予測
 評価は素直に受け止めつつも、現実にしっかり目を向けなければなりません。芦屋市は13年ぶりに交付税の不交付団体となりました。一見すると裕福だから、と思われがちですが実情はそうでもありません。

  貯金にあたる基金残高は、これからの10年でほぼ0になると思われる中、大型の事業や橋梁の長寿命化、上下水道の老朽管更新、防災対策の推進、ごみ焼却場 の建て替え等々、費用のかかる事が控えています。公共施設等総合管理計画によると、これから50年、毎年20億円を上積みしなければならない見通しになっ ています。

 それを受け、来年度の予算編成では出るお金の2割削減を目標に、当局は努力しているとの事。

 そんな中、ふるさと納税で芦屋市から他市に流れていくお金は、ついに6億円越えに。ふるさと納税の良し悪しは別にして、それだけの税源があれば、できる施策もたくさんあるのも事実。個人的には、地元芦屋市の街づくりに生かして欲しいと思うところです。

※初のナイトウォ‐ク 貸切
 芦有ドライブウェイナイトウォーク実行委員会では、「芦有ドライブウェイ貸切ナイトウォーク」を開催するとのこと。

 開催日は、来年3月28日(土)午後6時半からの予定で、東六甲展望台では芦屋の魅力ある商品の紹介、芦屋における登山の魅力の情報発信も企画されるそう。
 
 申し込みは既に始まっています。興味のある人は、検索を。

※芦屋少年少女合唱団
  芦屋市内外の子どもら約50人が所属する「芦屋少年少女合唱団」が12月15日午後2時から、芦屋ルナ・ホール(業平町)で定期演奏会を開く。40回目の 節目となる今年は、卒団生約40人も出演。童謡や宗教曲、合唱曲など幅広いジャンルの約20曲を歌い上げるほか、約40年の歩みを振り返る記録映像も披露 される。

 同合唱団は青少年の健全育成を目的に、芦屋市民センターの提案を受け、市民の手で1978年に立ち上げられた。これまで約 450人が卒団し、プロの声楽家やピアニストも輩出している。現在は市内外在住の5〜20歳程度の団員が毎週土曜日に練習。定期演奏会のほか、カトリック 芦屋教会(公光町)などでも歌声を響かせている。
                     (転載:芦屋新聞 11月29日付)

(市会議員・中島健一)


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