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2019年(令和元) 9月19日 議会レポのロゴNo.764

※ごみ焼却炉 運転再開

 市は、13日に運転再開について記者発表を行いました。

 記者発表の要旨

◆8月27日(火曜日)から運転を停止していました環境処理センターごみ焼却施設につきまして、9月13日から試運転を開始しました。

◆試運転開始後は、一定期間(9月末を目途)、機器や装置等の稼働状況の確認と水銀測定を行ないながら、安定稼働を目指します。

◆試運転開始後も、日々搬入されるごみに加えて、運転停止中に蓄積された大量のごみの焼却に期間を要するため、市民・事業者の皆さまには、引き続き、ごみの減量と分別の徹底にご協力をお願いします。

◆安定稼働が確認できましたら、市民・事業者の皆さまに、通常通りのごみ出しをしていただける時期をお知らせします。

◆このたびの焼却炉停止の原因は、燃やすごみに水銀を含むごみが混入したと推測されます。引き続き、以下の取扱いに変更しますので、正しい分別等でごみ出しをお願いします。

  焼却炉の運転停止後、焼却施設内の水銀濃度が正常値であることを確認(基準値超過は搬入されたごみに起因)し、設備の清掃と活性炭噴霧装置の対策工事を短 期間に終え、運転再開となっています。担当職員や現場の方に感謝です。運転再開があと数日遅れれば、ピットや置き場が満杯となり、ストック場所の確保や他 自治体へ処理の依頼など、水面下で進めていたとはいえ、大変な事態になるところでした。

 さて再開したとはいえ、まだ試運転です。今後も、ごみの分別には格段のご協力をお願いたします。

※相互割引スタ―ト
 芦屋市立美術博物館と谷崎潤一郎記念館との相互割引サービスが始まりました。観覧券を提示すると、相互割引がなされます。

  谷崎潤一郎記念館の展覧会等を鑑賞した後、市立美術博物館に赴き、ご覧になった観覧券を当館の入場受付時にご提示ください。観覧料(一般・大高生)が団体 料金となります。その逆も同様です。ただし、当日発行した入館券に限られます。また、チケット1枚につき1名様、1回限り有効などの条件があります。

 市外からお越しの方などに、ぜひご紹介をお願い致します。

※除草 芦屋川
 神戸新聞が詳しく紹介していましたので、一部転載して紹介します。

 芦 屋市は、水遊びができる川辺を取り戻そうと、芦屋川の一部で群生するイネ科の「ツルヨシ」の除草を始めた。河原は高さ約2メートルのツルヨシに覆われ、夏 場でも川遊びをする人の姿はほとんどいなかった。一方、その茂みは水生生物の格好の生育場所でもあり、同市環境課は「経過を観察しながら、市民が水に親し める場所にしたい」とする。(神戸新聞9月10日付)

 芦屋川に詳しい前議員の山田さん、今も熱心に夫妻で芦屋川の環境問題に取り組んでおられます。

※監査委員からの意見
 決算特別委員会の資料として、監査委員からの審査意見書が提出されています。その中の意見について一部紹介します。

  一般会計の歳入については、本市の基幹収入である市税収入のうち市民税が約6億円の増加となったが、これは株式等に係る譲渡所得等の増加に伴う個人市民税 の増加等によるものであった。しかしながら、毎年意見しているとおり、中長期的には人口減少や年齢構成変化により、市税収入はいずれ減少に転じることが想 定される。

 一方、一般会計の歳出については、本市において、もっとも多額の支出である民生費の決算額は前年度から若干減少したものの多額であることには変わりはなく、超高齢化社会を迎える中で今後も増加傾向が続くことが見込まれる。

  また、市の将来負担(負債)については、市営住宅の大規模集約事業や中学校建替え事業などの投資的事業が集中的に実施されてきたことにより、これら事業の 主要な財源となる一般会計の市債残高はここ数年やや増加傾向で推移しており、震災前に比べれば依然として多い水準であることには留意すべきである。

  これらを踏まえると、現在事業中であるJR芦屋駅南地区市街地再開発事業や中学校建替え事業などの大規模な投資的事業の完了後は、市債残高は再び減少して いくものと思われるが、同時に、支出に占める経常的な経費の割合が相対的に増加していく事が見込まれる。加えて、市税収入が現状に転じると経常的な収入が 少なくなり、これまで以上に余裕のない中で財政運営を行っていく時代を迎えることとなる。

 以上の通り、平成30年度の決算について市税 収入の堅調な伸び等により、基金の取り崩しも見込みより抑えられることとなったが、今後も引き続き財政構造の変化や財政指標について慎重に分析を行い、将 来にわたり安定かつ持続可能な行財政運営が行えるよう緊張感をもって諸課題に取り組まれたい。

(市会議員・中島健一)


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