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2019年(令和元) 8月22日 議会レポのロゴNo.762

※防災総合訓練

 9月1日(日)の午前中は、防災総合訓練に参加してみませんか。どなたでも参加できますし、親子で楽しみながら学ぶこともできます。会場は芦屋大学、シャトルバスも運行。

 「いざという時」に使う防災グッズの体験や、防災体験ブースでは、ICT防災体験、起震車体験、災害食の簡単レシピ体験も。スタンプラリーに災害食グランプリと称して、いろいろな災害食を食べ比べての投票など。
詳しい内容やシャトルバスの時間等は、「令和元年度芦屋市防災総合訓練」で検索を。または、防災安全課 38‐2093 まで。

※東京へ 副知事らと要請行動
 「地方分権の推進に関する提言」を、県地方分権推進自治体代表者会議でまとめました。代表者会議とは、兵庫県知事、県議会議長、市長会、市議会議長会、町村会、町議会議長会の6者で構成しており、策定した提言を携え、8月7日国に要請に赴きました。

 参加したのは、金澤県副知事、県議会議長、市長会会長の伊丹市長、町村会会長の佐用町長、町議会議長会の新温泉町議会議長と市議会議長会からは会長の私、計6人。

  10時に集合、谷衆議院国土交通委員会委員長が同行し、内閣府大臣政務官、総務審議官、自民党政務調査会長代理、政務調査副会長を訪ね、提言を手渡しつつ 実現に向けての協力を要請しました。提言は多岐にわたりますので少しだけ紹介すると、地域創生の推進にあたっては、地域振興を促進する立法措置が欠かせな いことや地方拠点強化税制の充実、雇用促進税制での要件緩和などを、その他に新たな過疎対策法の制定や、安全安心の基盤づくりに必要な財源の確保等を口頭 でも要請しました。また、ワールドマスターズゲームズ2021関西への支援も、訴えたところです。

 前日まで高知出張で、台風で飛行機が飛ばないかもと心配しましたが、なんとか夜に芦屋に戻り参加することができました。要請行動での説明は、副知事がほとんどしてくれましたが、同席しているだけでも結構疲れてしまい、帰りの新幹線はほぼ睡眠時間に。

※これは…
 何気なく見ていた新聞記事。三田市が「広報戦略・産業創造・女性活躍アドバイザー」として、ある人物を招いた、というものですが、気になったのは、その人が芦屋在住だというところ。

 当然、芦屋市も市の魅力発信のために奔走しているのですから、そういった貴重な人材が市内に大勢いらっしゃる情報をしっかり把握しているとは思うのです。が、他市に招聘されたりすると、どうして市は先に動けなかったのか…、などと考えてしまうのです。

 ご縁のものだとは言え、市内在住の人に各方面でご協力頂けるよう、市も人脈と情報収集に力を入れて欲しいと思います。

 そのためにも、市職員の市内在住率をせめて半分に引き上げられないのか、地域づくりの観点からも真剣に検討を加えて頂きたいものです。

※表決された議案などB
 議案等の結果について、お知らせします。
                       (議案名は簡易にしています)
○災害弔慰金支給の条例改正
  法律の一部改正に合わせて、災害援護資金の貸付利率を引き下げるための条例改正です。具体的には、保証人を立てる場合は無利子に(現行は年3%)、そして 保証人を立てない場合を新たに設け、据置期間中は無利子、据置期間経過後は延滞の場合を除き1%にするものです。その他、保証人についてや償還方法につい ても改正するものです。可決

○一般会計補正予算
 プレミアム付商品券事業に要する経費や市立保育所のシステム関連経費の追加、そして財源更正を行うものです。約5億円を追加し、歳入歳出の総額は約450億円に。可決

○はしご車の購入契約
 災害対応特殊はしご付消防ポンプ自動車の購入について入札が行われ、株式会社スナミが約2億3千万円で落札しました。
 入札事業者は6社、その内2社が辞退をし、4社で行われました。TV等で良く取材されている株式会社モリタも参加していましたが、30万円の差でスナミが落札。その他参加していた業者は、平和機械株式会社、株式会社モリタテクノスです。

 車輛は、4輪操舵がボタン操作によりワンタッチ切り替えができ、回転半径を小さくすることが可能。梯子は、最大地上高で40m。避難者もはしごを使って安全に降りることができ、起伏・伸縮・旋回時でも放水ができる仕様です。可決
 訓練以外で使うことがないのが一番ですね。

○精道中学校建替工事請負契約
 入札が行われ、村本建設株式会社が落札。金額は57億8600万円。他に大日本・南海辰村特定建設工事共同企業体が参加していました。現在北側を中心に校舎等が配置されていますが、東側に集約し南側に校舎棟、北側に体育館棟を、西側にグランドを配置する計画です。

 校舎は4階建て、1階に特別支援学級や事務室、調理配膳室、2〜4階に教室等を、そしてランチルーム(多目的・視覚室)を4階に配置する計画です。計画ではこの夏から一部解体を始めて、再来年の1月から給食開始、全体の完成は今から3年後の秋頃となる予定です。可決

○決議
 精神障がい者に対する公共交通機関の運賃割引に適用を求める決議、を全会一致で可決しました。全文は次の通りです。

 障害者基本法は、障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指し、障がい者の自立及び社会参加の支援等に向けた基本的理念を定めている。

 また、障害者の権利に関する条約が批准され、共生社会の実現に向け、障がいを理由とする差別の解消を社会において推進することを目的とした「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が平成28年4月1日に施行された。

 障がい者の自立や社会参加の促進のためには、公共交通機関などの移動手段の確保
が必要不可欠である。

 このため、鉄道、バスをはじめとする公共交通機関においては、運賃割引制度を設け、障がい者の経済的負担の軽減を図っている。

 しかし、その多くは、身体障がい者及び知的障がい者を適用対象とするものであって、精神障がい者を対象とするものは極めて少なく、大きな格差が生じている。

 よって芦屋市議会は、交通事業者に対し、公共交通機関の運賃割引制度について精神障がい者も、身体障がい者及び知的障がい者と同様に適用対象とするよう強く求める。

 以上、決議する。 
                                      芦 屋 市 議 会

 議案の紹介は、今回で終わりとなります。

(市会議員・中島健一)


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