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2019年(平31) 2月28日 議会レポのロゴNo.750

※統計の数字

 昨今、統計の数字に疑問符が浮かびかねない事象がありました。マスコミの報道などで皆さんもご承知かと思います。
 統計や数字を見るときに大切なのは、見えているものを鵜呑みにすることなく、一歩立ち止まり考えてみることが大切になります。

例えば…
 市は、市民一人当たりの決算状況として次のように公表しています。

  市民一人当たり(平成29年度)
        個人市民税額 12万4595円
 
 「市民一人当たり」で見るならば、その数字は正しいのです。でも、皆さん、税金を市民全員が払っているわけではありません。個人市民税を支払っているの は、市民のおよそ2人に1人です。つまり、払ってない人も含めて一人当たりの数字を出しているので、税金を支払っている人の負担額の平均はもっと高くなり ます。

 個人市民税を支払っている人で計算するならば、ざっと2倍の24万円となるはずです。そんないつもと違う視点から数字を見ていくと、また違った景色が見 えてきます。数字の根拠に誤りがあるのは論外ですが、正しい数字であったとしても、その数字が一概に知りたい事の本質を正しく表している数字であるとは限 りません。

 ぼ〜っと数字を眺めるだけに終わらないよう努力していますが、いかんせん、長い時間数字を眺めていると頭痛が…。

※来年度 予算概要A
 予算の概要が公表されました。内容について何回かに分けてお知らせします。

▼主な事業費の概要
◆ 景観の保全・育成
◎南芦屋浜住宅緊急通報システム更新事業
                  約9、800万円
市営陽光町シルバーハウジング(110戸)の緊急通報システムを更新

◎都市計画マスタープラン改定業務 約700万円
 社会情勢の変化等を踏まえ、市の都市計画に関する基本的な方針を定めるマスタープランの改定を行う

◎街路樹更新指針策定業務 約300万円
 将来的な街路樹の維持管理費の抑制と質の高い緑の充実を目的とし、市の街路樹の育成・更新に関する方針を定める

◎無電柱化工事の推進  約2億2千万円
 さくら参道(朝日ケ丘町)の道路舗装工事及び桜の植樹工事、市道314号線で官民連携無電柱化支援事業を実施するほか、JR芦屋駅南地区周辺などの設計を実施

◎屋外広告物補助金 約6千万円
 条例施行に伴い既存不適格となる広告物を、改修又は撤去するために必要となる経費の一部を助成

◎公共サイン整備工事 約700万円
 「公共サイン計画」のモデル路線(JR芦屋駅・阪神芦屋駅周辺)における自転車等放置禁止等の規制サインの整備工事

◆ 庭園都市の推進
◎緑の基本計画改定業務 約500万円
緑地の適正な保全及び緑化の推進を目的とした緑の基本計画の改定を行う

◆ 暮らし文化
◎精道村発足130周年記念事業
   「芦屋と阪神間モダニズム」 約120万円
 平成31年の精道村発足130周年を機に、「阪神間モダニズム」の時代である精道村の時代(1889〜1940年)を中心に戦前の芦屋と阪神間モダニズムについて調査・記録し、その成果を市民に広く発信し、後世に継承するための事業を実施

◎図書館運営窓口等委託業務 約4800万円
 図書館本館、打出と大原分室の窓口運営等を包括して業務委託。本館開館時間の延長、安定した窓口運営に

◆ 救急体制の充実
◎救急安心センター(#7119)事業 800万円
 急病や傷病等の不安を解消するため、24時間365日稼働の電話相談センター(救急安心センター)事業を開始

(市会議員・中島健一)


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