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2019年(平31) 1月31日 議会レポのロゴNo.747

※玉すだれを見たかった

 芦屋婦人会の互例会、余興で玉すだれがあったのですが、次の予定もあり見れず…。

 さて、芦屋市婦人会は、1945年12月に立ち上げられて、その初代会長になられたのが広瀬勝代さんでした。この広瀬さんは、芦屋にとどまらず、大きな功績を残された人です。日本で父の日の普及に大きな役割を果たした人でもあります。

 市内の幼稚園で、戦争で父親を亡くした子供らが「お父さんのことを聞きたい」という話を聞いたそうです。そこで、婦人連合全国大会で「父の話をする日を つくろう」と呼びかけて全国に広まっていきました。これが日本での父の日の起こりとのこと。これ以外にも、世界で最初に黄体ホルモンを発見した医師である 配偶者の影響もあり、「売春防止法」や「敬老の日」の提唱もした方だそうです。JR芦屋駅に快速電車を停車させるためにも大きな力を発揮されています。

 いや、私もその辺までは知っていましたが、

◎敗戦で打ちひしがれた市民の再建への応援のため、城山には毎日12畳大の日章旗を掲揚
◎復員兵にはJR芦屋駅で湯茶の接待
◎駐日大使ライシャワー氏の要請で全米ユネスコ大会に招待される
◎市にあったユネスコ会館の運営は、芦屋婦人会と日赤奉仕団、芦屋ユネスコ協会が常に表裏一体となり運営していた 

 なども、今回改めて知ることができました。その婦人会も、今は他の組織と同じように高齢化により活動が大変なようです 。若い人たちに、ぜひこういった団体にも参加して欲しいと思ったところです。
知れば知るほど、玉すだれを見たかった、という自分を恥じるばかりです。

※芦屋学園 偲ぶ会
 元理事長であった福山起彌先生を偲ぶ会に参列してきました。市内にある学園として芦屋市にも多方面で協力頂いています。
 市長、教育長、六麓荘の町内会長も参列し、ご一緒に代表献花をさせて頂きました。雪のちらつく寒い日でしたが多くの人が献花に訪れていました。

※市障がい団体連合会 
 互例会に参加してきました。市内の関係する団体、身体障害者福祉協会、手をつなぐ育成会、身体障害児者父母の会、芦屋家族会で構成している連合会です。

 各団体からの報告を興味深く聴かせていただきましたが、気になったのが親、保護者の高齢化。事業や施策も前進してきてはいますが、やはり子の行く末、将 来が安心できるものにしなければ、と思います。市単独での解消は、なかなか難しいことではありますが、避けては通れない課題でもあります。

※阪神市議会議長会
 先日、年数回開かれている定例会が芦屋市でありました。場所は、南館4階の大会議室。

 阪神市議会議長会とは、阪神間の10市(神戸、芦屋、西宮、尼崎、宝塚、伊丹、川西、三田、丹波、篠山)で構成されている組織です。
 
 今回の会議では、この半年間の事務報告、そして来年度の予算案と役員改選、対県・国要望、次期定例会の開催市などについて協議しました。

 予算案では、会費収入が各市10万等、支出ではそのほとんどを研修費(議長、事務局長、次長・課長、事務局担当者研修など)や会議費(知事との懇談会、 交付金)に費やすものになっており、役員改選は1年毎の輪番制で4月より正副会長市が交替するというものです。対県・国要望については、昨年2回議論がさ れていた案件(統一地方選挙の前半と後半を統一しようというもの)について、意見の一致をみることができないことから、いったん議論を終わらせることに。

 このような機会を通して各市の実情を知ることができますので、私にとっても貴重な時間でした。そして次回は4月24日伊丹市開催が決まりました。その数 日前の21日が市会議員選挙の投票日。投票の結果次第では次の定例会、参加するのが大変気まずいというか、非常に居心地の悪い場になるかも。そうならない よう「頑張って」と選挙のない他市の議長が言ってはくれますが…。

(市会議員・中島健一)


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