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2018年(平30) 12月20日 議会レポのロゴNo.743

※市長 退任を表明

 今年最後の記事、市長の退任表明になるとは思いもよりませんでした。一部マス コミの先行した報道があり、11日に市長自ら来年の市長選に出馬しない事を表明されました。新聞報道だけでは読み取る事ができないと思いますが、この一ヶ 月間に起こった事、私の知る限り、まさに大きな政変が起こったと言ってもいいでしょう。

 市長の心中はいかばかりと察しますが、自ら決断された事を受け止めて、粛々と進めていくしかありません。

 さて、政治家にとって油断は大敵、そして一寸先は闇とも言われますが、それは一個人の事。政治家のなすべき事は、市長であれば市民の幸福度を向上させていくリーダーシップを如何に発揮するか、これが肝心要です。

 施策を進めようとすれば、満点評価はありません。常に批判や反対意見が出てき ます。それを上手に取り込み互譲の精神も発揮し、最大限の合意を得ていく、このことをしっかり果たしていかなければなりません。これを理解し実践していく 人を選ぶ事が、市政の繁栄にも繋がっていきます。

 来年は統一地方選挙の年です。市長も市会議員も、そして県会議員、夏には参議院選挙も控えています。4年に一度の審判(参議院は除く)に向け、今回の市長退任表明もその一部の表れですが、動きが活発になってきています。

 立候補予定者等の出すチラシの類を、これから数多くみることになるでしょう。そこに綴られる言葉は、読めばなるほどと思わせるものであり、事実でもあるわけです。しかし、そこからその人となりを正確に読み取る事はできません。だから、選挙で人を選ぶのは難しいのです。

 それでも選ばなければなりません。感性を磨きつつ自らの判断を信じ選び、誤っ ていたと感じたならば、次の時に生かしていく、このくりかえしなのかも知れません。なんにせよ民主主義というのは、時間と手間がかかります。しかし、この 手間ひまを惜しんでは、おかしな事になっていきます。
 さて来年は、どんな年になるのでしょうか。

※日程決まる 統一地方選
 県選挙管理委員会がひらかれ、来年の6月10日に任期満了を迎える、県議会と神戸、西宮、芦屋の各市議会、そして芦屋市長の選挙を、来春の統一地方選で実施すると発表しました。

  県会議員選挙  3月29日告示 4月7日投開票

  芦屋市長・市会議員選挙
             4月14日告示 4月21日投開票

 この選挙で当選すると、任期は通常の4年間ではなく、約2ヶ月短くなります。これにより、選挙から新しい任期が始まるまでの期間が解消される事になります。

※事業統合へ
 芦屋市社会福祉協議会、芦屋ハートフル福祉公社において、それぞれ評議員会が開催され、事業統合に関する承認決議がなされました。これにより、調印式を経て社会福祉協議会が統合された事業を受け継いでいきます。

※直接請求
 市からの連絡によると…

「12月10日付けで芦屋市放課後児童クラブ(学童保育)の民間委託の賛否に関する住民投票条例の制定を求めるための条例制定請求代表者証明書の交付申請があり、12月14日付けで条例制定請求代表者証明書の交付及び告示を行いました」とのこと。

 つまり、学童保育の民間委託に関して賛否を住民投票で問え、という条例を制定 するために、これから署名活動をし、市長に提出しますよ、と言うものです。署名数等が有効であれば、市議会に提出され審議される事になります。署名の収集 期間に1ヶ月など、今後の手続き等に日数が要しますので、議会で審議されるのは3月定例議会中、おそらく2月半ば頃になるかと思います。

下記に告示を掲載します。(一部省略あり)

芦屋市告示第250号
                         平成30年12月14日
芦屋市長 山中健

1 芦屋市条例制定請求代表者証明書を
                   交付した者の住所及び氏名
  芦屋市 竹原浩二 (以下全員芦屋市)
  吉田幹子  友廣剛  堀江賀代  田村侑子
  藪本ゆきゑ  大井真琴  北地千鶴  山野麻衣子

2 芦屋市条例制定請求代表者証明書を
              交付した年月日 平成30年12月14日

※    1の芦屋市条例制定請求代表者証明書を交付した者の住所については、総務部文書法制課において閲覧する事ができます。

(市会議員・中島健一)


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