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2018年(平30) 3月29日 議会レポのロゴNo.718

※年度末

 年末の「ゆく年くる年」ではありませんが、年度末はやはり一種独特の雰囲気が巷にあふれている感があります。

 社会人で言えば人事異動、生徒や学生さんなどにとっては進級進学、他の各所で も似たような事があります。私の朝の配布活動でもこの時期になると、「定年退職で、もう会えなくなります」など、声をかけられたり、見慣れたお顔が減った りするのですが、4月を過ぎるとニューフェイスが駅前を通るようになります。そうこうする内にゴールデンウィークを向かえ、休み明けには元気いっぱいの人 や、少し疲れたお顔の人が駅に吸い込まれていくようになります。

 今年もそんな時期が来ているんだな、と爺くさく思いながら、桜満開の時を待っているところです。

 さて、年度末ぎりぎりまで続いていた予算議会も無事閉会を迎えました。今年は 早々に臨時議会が開かれましたので、1月半ばからずっと議会が続いていたような感覚があります。閉会日前日には、突発的に問責決議を提案することになった りと最後までバタバタでした。この定例議会の報告については、次週以降にしたいと思います。

※国家試験、合格しました
 以前にもお伝えしていた国家試験、精神保健福祉士の合否発表がありました。合格していましたので、現在登録手続きをしているところです。合格しても入口に立てただけですから、どう深めて議員の仕事に、そして自分自身に生かしていくのか、これからにわくわくしています。

 ◆精神保健福祉士とは
「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」と呼ばれる専門職の厚生労働省管轄国家資格。現在、メンタルヘルスの重要性が叫ばれていますが、その背景には「高 ストレス社会」あるいは「こころの時代」などと言われるほど、「精神障害や心の病」ということが身近な問題になっているということがあります。このような 心に病を抱えた人がスムーズに生活を営めるように、相談や生活支援、助言、訓練、社会参加の手助け、環境調整などを行うのが役割です。

※30周年記念誌
 上宮川文化センターが開設30周年の記念誌を発行しました。センターは、住民の社会的、経済的及び文化的生活の改善向上並びに 同和問題の速やかな解決に資するとともに、児童の健全な育成を図るため、その前身である上宮川会館(1963年設置)の隣保館事業を引き継ぎ、1986年 に新たに児童センターを併設した複合施設として設置、運営されてきました。今後も、その機能発揮に期待がされているところです。

※仮設の園舎建設
 岩園保育所では、これから大規模改修工事を行います。その為、園舎での保育が不可能なため仮設の園舎を建設し、工事期間中はその仮設園舎にて保育を実施する予定です。仮設園舎の予定地は、岩園保育所の阪急線を挟んだ南西側、元市営住宅のあった場所になります。
 この仮設園舎は仮設ではありますが、岩園保育所の大規模改修終了後にその役割を終えるのではなく、引き続き平成33年までは保育施設として利用予定となっています。

※犬のお散歩マナー向上へ
 一部の心ない飼い主に向けて、散歩などでのふんの放置や放し飼い等をなくすために、路面に啓発用のタイル等を設置することにな りました。そのモデルロードとなっている呉川町と竹園・伊勢町の間にあるコミュニティ道路では、既に設置されていますので機会があればご覧下さい。
 他のマナー向上などにもいえるのですが、このような啓発は、ないに越したことはありません。しかし、いかんせん不心得者がいることで費用も人手も割かなければならないのが残念です。

※長期財政収支見込
 議会に報告がありました。今後10年間の収支見込ですが、よく踏ん張っている数字ではありますが、経済の先行きによってはかなり厳しいものかと思っています。
 話は飛びます。「ふるさと納税」している人も多いかと思いますが、その為に芦屋市では数億円もの減収になっています。この制度、本当にこれでよいのか と、疑問に感じるのですが、そこはさておき、選ばれるように市も努力していますので、納税検討先に芦屋市も候補としてお願い致します。
 話を戻しますが、今後10年で収支は約48億円の赤字となり、基金残高も40億円を切る状況になっていきます。老朽化した公共施設の改修など、避けては通れない費用の捻出など、ここ5年前後の財政運営をしっかりしなければ、その先が大変なことになりそうです。


(市会議員・中島健一)


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