2017年(平29) 7月6日
No.701
※議会の役員体制
定例議会において、新しい体制となりましたので紹介します。
議長=畑中 副議長=帰山
監査委員=重村 阪水=松木
総務常任委員長=岩岡
民生文教常任委員長=平野
建設公営企業常任委員長=大原
議会運営委員長=福井(美)
若手の一期生が常任委員会の委員長を担うなど、議会役員の若返り(?)と、なっています。今後の活躍に期待です。私は、先回も書きましたが、議運の委員
長を2年にわたり務めてきましたので、今回は支える側で議会運営に関わります。それでも、ますます元気に議員活動を続けていきます。
※審査された議案等@
定例議会に提案された議案等を数回に分け紹介します。議案名は簡易にしています。
○議員任期の短縮について
次の市議会議員の任期を約1月半短くして、統一地方選挙と任期始まりとのズレを解消するものです。この議案については、全議員を代表し提案趣旨説明をしましたので、その概要も紹介します。
議員提出議案第17号、平成31年6月10日に任期が満了することとなる芦屋市議会の議員の任期満了による選挙により選出される同議会の議員の任期を定めることについて、議案提出者を代表し、提案理由を説明させていただきます。
平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の被害を受け、その年4月に予定されていた統一地方選挙、兵庫県議会、神戸市会、西宮市議会、芦屋市議会
の4議会、そして芦屋市長の選挙については、「阪神・淡路大震災に伴う地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律」という特例法
が制定された事により、選挙が延期され任期も6月10日まで延期されました。
その後、平成11年以降の選挙についても、毎回特例法により、統一地方選挙に併せて行われているものの、任期については、6月10日のままとなっている
ことから、4議会の議員そして芦屋市長は、4月の選挙で選出されても任期の開始は6月11日からという、いわゆる選挙から任期開始までに、約1か月半から
2ヶ月に及ぶ「ずれ」が生じていました。
このため、この「ずれ」の期間中に重大事案が発生すると、新たな民意で選出された議員や市長が対応できない状況が生じる事などが懸念され、選挙を重ねるたびに有権者の大きな関心を集め、その「ずれ」の解消を求める声が高まってきておりました。
この解消策として、様々な議論がありましたが、合理的かつ現実的な手段として、次の選挙で選出される議員の任期を短縮し、震災前に戻すことで関係する議会が、全会派、全会一致で合意に至り、芦屋市長を含め一丸となって、特例法の制定を国に求めてまいりました。
その結果、県下選出国会議員をはじめ、関係する皆さんのご尽力により、先月5月12日、「平成31年6月1日から同月10日までの間に任期が満了するこ
ととなる地方公共団体の議会の議員及び長の任期満了による選挙により選出される議会の議員及び長の任期の特例に関する法律」が成立、同月19日に公布・施
行されたものです。
これまで、この特例法制定にご尽力いただいた各方面の皆さんには、改めて、この場をお借りし厚く御礼申し上げます。
この特例法では、対象となる地方公共団体の議会が、平成30年10月31日までに、特例対象議員等の任期満了日を、平成35年4月1日から同月30日ま
での期間内のいずれかの日を定める旨の議決をしなければなりません。本議案では、平成31年6月10日に任期が満了することとなる芦屋市議会議員の任期満
了による
選挙により選出される同議会の議員の任期を震災前に戻し、平成35年4月30日とするものです。つまり、次の統一地方選挙で選ばれる議員の任期を、本来の4年から約1か月半短縮しようとするものであります。
このことを、有権者の皆さんのみならず、立候補される方にも十分理解して選挙にのぞんで頂くことにより、さらにその4年後の選挙で選ばれる議員について
は選挙期日からずれることなく5月1日から任期が始まり、議員としての活動ができることになって、ようやく「ずれ」が解消できることになります。
さる6月2日には兵庫県議会において、震災前の任期に戻す議案
が全会一致で可決されました。次は、芦屋市議会です。震災から22年。本市議会としても長年の懸案事項がようやく解決に向けて進み、震災復興に一つの区切
りをつけ、未来に向けて様々な課題に即応できる議会体制を整えることができます。
これまで、兵庫県議会、神戸市会、西宮市議会の皆さんと共に、行動できたこと、感謝を申し上げるとともに、議員各位におかれましては、芦屋市議会第19期議員としてこの場に立ち会えた誇りを胸に、全会一致でご賛同賜りますよう、お願い申し上げます。
以上、議員提出議案第17号の提案説明とさせていただきます。
○市長の任期の短縮について
この議案は、議員の議案と同じく市長の任期を短縮するものです。全会一致で可決されました。
この両議案については昨今珍しく、成立した後に全員が起立し拍手が起こりました。それだけ感慨もひとしお、というものがあったようです。
(市会議員・中島健一)
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