[バックナンバーINDEX] [HOME]

2017年(平29) 5月25日 議会レポのロゴ No.699

※幼保統廃合で市長に申し入れ 

 市は、幼稚園と保育所の統廃合方針を明らかにし、これまで関係団体に説明会を開催したり、広報臨時号を発行するなど、その周知に努めてきています。しかし、統廃合について公表するまでの経過、あるいはその内容について様々な声が上がっているところです。

 私は、幼稚園と保育園を総合的に運営していくためには統廃合も必要だと考えま す。しかし、方針自体の発表が唐突であり、猶予期間のない急な保育所の民営化や、つい最近まで市は財政上からもありえないとしていた認定こども園の市立で の設置を打ち出すなど一貫性がなく、そのやり方には問題があると指摘をしてきたところです。

 議会内でも同意見の議員も多いことから、先日、市に申し入れをしました。その概要についてお知らせします。

○山手圏域の待機児童解消のためにも、岩園幼稚園を早期に認定こども園として開園を。朝日ヶ丘幼稚園跡地に民間認定こども園の誘致を。
○保育所の民間移管について時期を遅らせること。
○西蔵市営住宅跡地の認定こども園については、定員減での見直しをし、できるならば宮川幼稚園、伊勢幼稚園それぞれで認定こども園を。他、計6項目


 この申し入れは、真政会、公明党、維新の会、山田議員の連名で行いました。市は、この申し入れを受け、再度内部での検討を始めているようです。打出保育 所では、27日に市が説明をする予定でしたが、急遽延期されたとのこと。行政内部での検討が、どのような結論を導き出すのかは分かりませんが、より良い方 向での修正がなされることに期待をしたいと思います。

※任期の短縮 国会で成立
 震災時、特例により議員任期が延長され、本来であれば、そのまま統一地方選挙から外れたはずなのですが、国会で特別法を何度も 可決し、統一地方選挙に併せてきました。しかし、このことにより新しい議員任期の始まりが、選挙が終わって一月以上のブランクを経てからとなり、この空白 期間が問題視されていました。

 今国会で、このずれを解消する特例法が成立しました。これは、法律上4年となっている議員任期を、次回の選挙で議員となった人のみ短縮する、というものです。この短縮によって、特例法を作らなくても統一地方選挙にあわせて選挙が行えることになりました。

 ちなみに、現在6月10日となっている任期満了日を、県会と神戸市議会は4月29日にするようです。芦屋市議会と芦屋市長については、4月30日が有力です。

※減免・軽減制度の利用を
 広報あしや臨時号(5/15号)では、減免・軽減制度のお知らせとして特集が組まれています。ぜひ、一度目をとおしてください。
 減免や軽減制度は原則、申請主義となっています。つまり、減免や軽減制度の対象者であっても、本人から申請が為されなければ適用がされません。該当項目がないか、該当するものがあれば遠慮なく申請をして下さい。

※浜風小学校 大規模改修
 浜風小学校の大規模改修が予定をされています。この度、この工事の落札者が明らかになりました。
 落札したのは明和工務店で、工事金額は3億7089万円です。工事概要は、特別教室棟、給食室棟及び屋内運動場・屋上防水改修、外壁の全面改修(給食棟 は除く)、各室及び廊下の改修、便所の改修、機械設備改修、電気設備改修となります。工期予定は、10月の末頃までです。

(市会議員・中島健一)


バックナンバーINDEXへ
HOME