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2017年(平29) 4月27日 議会レポのロゴ No.697

※予算議会での議案A

 2月下旬から始まった定例会で、審査された議案の概要をお知らせします。議案の正式名称は長いので簡易にしています。いずれも可決されました。

○個人情報保護条例等の一部改正
 法律の一部改正により、個人番号を利用する事務において、個人情報の提供等に関する記録の規定を整備するものです。

○特殊勤務手当て条例の一部改正
 保育所の副保育所長に、新たに手当てを支給するものです。金額は月に6千円。あわせて条文の一部改正も。

○市税条例の一部改正
 地方税法の一部改正に伴い、軽自動車税の特例措置適用期限を1年間延長するものです。三輪以上の軽自動車は、電気自動車やハイブリッド車などにより、課税される税率が25〜75%軽減されています。

○手数料条例の一部改正
 新たな法律の制定に伴い、建築物エネルギー消費性能確保計画に該当するかの適合性判定申請手数料等を定めるものです。建物を建てる人にとっては関心のある改正ですね。

○市民会館、公民館設置条例の一部改正
市民会館大ホールにDVD映写装置を新設し使用料を定めるとともに、市民会館及び公民館の附属設備等のうち、貸出しの実績がないものを廃止するものです。 廃棄する場合は適切に処理して欲しいものです。一見してガラクタのように見えても、価値ある備品もあるかもしれませんので。

○保育料条例の一部改正
児童福祉法の一部改正により、多子世帯の保育料の軽減に係る規定を整理するものです。

○地域密着型サービス基準条例の一部改正
法令の改正に伴い、指定地域密着型通所介護及び指定療養通所介護の事業の基準等を定めるため条例を改正するものです。具体的には、施設における従事者、例えば生活相談員や看護職員、介護職員などの配置基準や運営に関する基準を新たに定めました。

○地域密着型介護予防サービス条例改正
法令の一部改正の伴い、指定介護予防認知症対応型通所介護及び指定介護予防小規模多機能型居宅介護の事業の基準を加えるため、この条例を改正するものです。

※おいおい…
 西宮障害者雇用センターで5億円の脱税疑惑から、西宮の市会議員がタカリをしていたと週刊新潮が報道しています。
 実名を挙げられているのが西宮の坂上昭市会議員。毎月40万円を、この法人理事長の父親が渡していたそうです。

 「他に、高級クラブの飲み代として月に200万円近くを付け回されたり、愛人の不妊治療費の60万円を出したこともあった。途中、『これ以上は無理です』と伝えると『敵に回すのか』と脅されました」(引用:週刊新潮 4月27日号)

 いやいや、これほんまですか。記事では、その関係は約5年で絶ったとなっていますが、税理士の調査によると合計で1億6千万円以上が渡っていたとか。福祉事業って、従事者の給料が安すぎて問題になっているにもかかわらず、こんなに渡すお金がどこから出てくるのかと。

 もうね、こんなことが事実なら、まじめにやっている福祉関係者や議員にとっては、本当に本当に大迷惑です。お2人は事実無根とおっしゃってますし、現時点で後追い報道もないようですから、これ以上のことはわかりません。さて、今後に注目です。

 そして議員の不祥事と言えば、富田林市の市会議員が放送局で包丁を振り回し逮捕されたのにも驚きました。議員の私が言うのも変ですが、政治家には変わった人(私も含めて)が意外と多くいるのです。とはいえ、包丁を振り回すのは論外です。情けない。

※無電柱化を条例化??
 国土交通省で行われた「無電柱化推進のあり方検討委員会」に出席した山中市長は、今年度中に無電柱化推進計画を策定し、無電柱化条例を制定することを公表しました。
 山中市長によると市議会でも理解は深まっていると取材に答えているようですが、ちょっとそれってどうなの? と思いました。私も推進すべきと思いますし行政のトップは市長ですけど、条例制定を国の会議で先に公約のように公表するのはいかがなものでしょう。つい先 月まで開催されていた予算議会では、「検討する」だったはずですよ。

(市会議員・中島健一)


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