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2016年(平28) 11月24日 議会レポのロゴ No.687

※タブレットの活用

 市議会ではICT化、ペーパーレス化を進めています。それを進める上で欠かせないのがタブレット。ひとりに1台貸与され、基本全ての連絡や資料配布は、タブレット経由の試行が続いています。

 いや便利なのはありがたいのですが、議会としての調査能力の低下を少々心配し ています。紙の資料でしたら比較検討もあたりに広げて見ることもできますが、タブレットではそう簡単にはいきません。そしてタブレットでの資料保存期間は 5年間。それを過ぎると削除されるわけです。保存期間が過ぎれば、それ以上さかのぼる事ができません。10年単位で数字の比較をすることもざらですから、 その点を調べようとすると、これまでとは違い、わざわざ図書保管場所まで足を運んで調べることになりそうです。

 来年からペーパーレス化は、議会において完全施行となります。なんとなく違和感を感じつつ、IT化という大きなメリットの流れに混迷深めるアナログな自分がいます。

 学校でのタブレット活用のことを書こうとしていたのに、話がなぜか横にそれてしまいました。
 学校でもタブレット導入が急増していますが、地域間での格差が出ているのも事実です。では、芦屋はどうか。県内で言えば、ひとり1台を確保している先進自治体もありますが、芦屋市の小学校では「授業でひとり1台使える数」を配備しています。

 ICT活用については、これからの時代欠かすことはできませんし、早いうちか ら親しむこと、そして何よりもネット環境への適切な接し方などを学んで行く必要があります。その点では授業で使えるだけでなく、ひとり1台、つまり全生徒 にタブレットを支給していく必要があります。教師への研修も併せて、早期に充実させるよう働きかけをしていきたいと思います。ただし、あくまでも便利な機 器としての利用に心がけねばなりません。

※芦屋の山中 人骨発見 
 六麓荘に近い山中で人骨のようなものが見つかって既に1週間以上が経ちますが、特にその後の続報はないようです。人骨発見前 に、その付近で財布が見つかっていることから、その財布の持ち主ではないかと言われています。事件か事故か、身元も含めて早期に解決して欲しいですね。

※JR芦屋駅南側の整備
 建設公営企業常任委員会が開かれ、現在の進捗状況が報告されました。図面も案としていくつか出されており、それらをたたき台として地元での話し合いが進んでいるとの事。

 地元の声を優先するのは当然としても、芦屋市の中心部でもあるJR芦屋駅南側 の整備については、市の街づくりの意向をもっと反映させるべきことや、JRの関わり方について意見が出されました。しかし、それはそれとして駅構内のエス カレーター設置は、「整備の時期に併せるまでもなく早期にお願いしたい」の市民要望が強いのも事実。市はそれらにどう応えJRに働きかけるのか、対応が注 視されます。

(市会議員・中島健一)


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