[バックナンバーINDEX] [HOME]

2016年(平28) 8月18日 議会レポのロゴ No.681

※芦屋学園と包括的連携協定

 市長、教育長、芦屋学園理事長、芦屋大学長の出席の元、協定締結式が行われました。

 これまで芦屋学園とは、各分野で市と連携してきたところですが、このたび包括的連携協定を結ぶことにより、恒常的な連携の枠組みをつくり、各分野で相互的に協力し地域社会の発展と人材の育成を目的として協定が結ばれました。良いことだと思います。

 しかし、このような協定を結ぶとき市議会は蚊帳の外。今回は、締結日の3日前 に議員の連絡箱に「下記の通り締結します」の紙1枚が入っていただけです。これまでの経過を見てみると、昨年の12月には、芦屋学園より締結の打診があ り、今年の3月には正式な申し出、そして5月からは両者事務レベルでの協議・調整が行われていたとの事。

 包括的に連携するということは、スポーツ・文化・芸術をはじめとして、生涯学 習や防災・災害、施設利用など、その他様々な事業で連携するということです。そのあり様などについては、まだ市議会には何も知らされていません。せめて、 事務レベルで協議が始まった段階で、市議会にも報告をして欲しいものです。締結までに時間があれば、議会としてもプラスになる方向で動けたかもしれませ ん。9月議会には、きっと詳細な報告があると期待しておきましょう。

 さて、単なる災害など特定された分野での協定ではなく、今回のような包括的連携協定については、その求める方向性や内容次第では、市議会も関与できるよう条例(※)の改正も視野に入れた対応が必要だと思います。
 

※現在、条例では次の3つについて議会の議決が必要とされています。
(1)憲章及び都市宣言の制定又は改廃に関すること。
(2)姉妹都市及び友好都市の提携又は解消に関すること。
(3)本市における総合的かつ計画的な行政の運営を図るための基本構想並びに当該基本構想を実現するために必要な施策及びその方向性を総合的かつ体系的に示す基本計画の策定又は改廃に関すること。

※理解得られず 建設中止
 宮川町に認可保育所を整備する計画がありましたが、地元の理解が得られず中止との報告がありました。

 現在、市内には170人を超える待機児童がいます。呉川町での整備計画が、住 民の合意が得られず流れてしまい、それに続く宮川町での整備計画も流れてしまいました。報告によりますと、今回も、近隣説明会を開催し、自治会や近隣の方 々への説明、そして個別にも説明を繰り返していたそうですが、十分な理解を得ることができず、また当該土地の本契約期限を1ヶ月延長もしたそうですが、建 設は中止になってしまいました。

 保育園や小学校が、今や迷惑施設として受け入れ拒否される事例が全国的に増えているとの事。事業を進めるための合意作り、市域の狭い芦屋では困難が伴っています。

※差別などの事例 募集中
 今年の4月から、障害のある人もない人も、互いにその人らしさを認め合いながら共に生きる社会をつくることを目指し、障害者差別解消法(正式名称・障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)が施行されています。

 これを受け、芦屋市でも障害を理由とした差別を解消するための取り組みをすすめるため、「障害を理由とした差別と思われる事例」や「障害がある人への配慮の好事例」を募集しています。募集期間は8月末までですので、是非ご協力下さい。

    詳細は、障害福祉課まで問い合わせを。  38‐2043

(市会議員・中島健一)


バックナンバーINDEXへ
HOME