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2016年(平28) 7月21日 議会レポのロゴ No.678

※夏だからこそ、の時間作り

 学生・生徒たちの多くは夏休み。この時期は、多くのイベントがあります。受験を控えて勉強に励む子もいると思いますが、イベント情報を見逃さず「楽しい日」作りに、少し動いてみてはいかがでしょう。

 子どもはもう手を離れた、そんな人もこの時期だからこそ、の自分への時間作りをしてみてはいかがでしょう。それが心の豊かさに、また人生の転機になるかもしれません。
  

           そして、熱中症にもご用心!

※定例議会での議案
 議会最終日に採決された議案について、概要をお知らせします。
                  (議案名など、一部簡略化しています)
○市税条例の改正
 省エネ改修工事で固定資産の減額がなされていましたが、その適用期限を2年間延長し、条件を若干厳しくするものです。この部分は、市長専決が既に3月末 になされ、今回議会に報告がありました。その他、個人市民税では医療費控除の特例、固定資産税では再生可能エネルギー発電整備に対しての課税標準の割合、 法人市民税の一部改正が図られ、また延滞した場合の算定方法について、最高裁判例に沿った改正が行われました。

○保育料等の条例改正
 ひとり親世帯や多子世帯の保育料について、軽減措置をさらに拡充する改正が行われました。

○家庭的保育の設備基準を改正
 省令が改正されたことを踏まえ、避難用の屋内階段に関する設備基準を改めました。具体的には、排煙が階段に流れ込まないようにするものです。

○生活環境保全の規制条例を改正
 報道でご存知かと思いますが、いわゆる風営法で規制をされていたダンスホールについて見直しが行われました。その改正趣旨に沿って、市の条例を改正しました。

○消防団の公務災害補償条例の改正
 団員等が障害厚生年金を併給される場合の調整率を改正するものです。

○一般会計補正予算
 日本語指導支援推進事業補助金、市町スクールソーシャルワーカー補助事業補助金、学校給食活用事業費等が教育関係で追加、コミュニティ助成事業と総合戦略推進に要する経費も追加されました。しかし、今回の目玉は、約2億2千万円も追加する工事費でした。
 現在、開森橋の架け替え工事が行われていますが、この工事費追加です。杭を打ち込む際、地下の転石が障害となっていましたが、工期に間に合わせるため、 日本に1台しかない工作機器を導入したため、追加予算が発生したものです。この一帯は転石があるのは当たり前で、それも考慮しての工事だったはずです。そ の点での質疑が相次ぎましたが、市に言わせると、想定以上の難工事となり追加せざるをえなかったとの事です。
 補正全体では、約2億6千万円の追加が行われ、一般会計予算の歳入歳出の総額は、約455億4千万円となりました。

○浜風小学校改修工事の請負契約
 条件付き一般競争入札が行われ、株式会社巨勢工務店が2億8285万2千円で落札し、契約となっています。今回、10社が応札し、そのうち2社が最低制限価格以下の金額で無効、残り6社が偶然にも最低制限価格と同じ価格となり抽選をした結果、巨勢工務店が落札しました。
 工事としては、外壁の全面改修、屋上の防水、内部においては、建具、便所、消化・換気設備、その他が行われます。また、プール、グラウンド等の改修も予定されています。

○市道路線の廃止と認定
 高座橋東の方から山手中学校のグラウンド横を通って三条サービスセンタ方向に抜ける道がありますが、一旦全てを廃止して、グラウンド横の道以外を再認定するものです。

※議員提出の意見書
 今回、3本の議員提出議案がありましたので概要をお知らせします。
                     (議案名称は簡易にしています)
○司法修習生の待遇改善の意見書
 司法試験を合格すると、1年間の司法修習を終えなければ、裁判官、弁護士、検察官になることができません。しかし、司法修習期間の費用等について、以前 は国費で行われていましたが、これが自費となり司法試験に合格してもそれから先に進むことを断念せざるを得ない人が少なからず発生していることから、その 待遇改善を求める意見書です。三権の一翼を担う司法に、良い人材を集めるためにも必要な改善かと思います。残念ながら、維新の会は反対をしました。

○待機児童解消を求める意見書
 政府は「待機児童解消加速化プラン」を実行していますが、依然として多くの待機児童が残されている現実があります。この解消に向け緊急的な対応を求める内容になっているのが、この意見書です。
 具体的には、大きな企業は企業独自で施設を設けよという企業主導型保育を強力に推進する、保育ニーズと施設のマッチング、いわゆる相談と調整をおこなう 「保育コンシェルジュ」の推進、保育氏の賃金引上げやキャリアアップ支援などを求めるものです。残念ながら「企業主導型保育」に納得できない、共産党など が反対しました。

○少人数学級推進など拡充求める意見書
 これは、意見書提出を求める請願が採択されたことによるものです。内容としては、計画的な教職員定数改善、OECD諸国並みの少人数学級の推進、国庫負担割合を2分の1に戻すことなどです。

※定例議会、その他
 参議院選挙では、18歳から投票ができることになったので、未来の有権者であるそれ以下の子どもにも「模擬投票所を設置せよ」 という陳情書が出されていました。その趣旨は理解できますが、参議院選挙投票日、それも会場は同じ投票場所で、という内容から採択は見送られました。

 各常任委員会は閉会中も審査を引き続き行うため、継続調査事件として可決しました。主なものを紹介します。

 ・芦屋市創生総合戦略について
 ・子ども、子育て新制度について
 ・山手中学校の建てかえについて
 ・JR芦屋駅南地区について
 ・避難行動要支援者避難支援計画
 ・中学校給食について
 ・下水道事業の地方公営企業法適用 他

※自衛隊 訓練協力
 芦屋市、尼崎市、西宮市の3市各拠点で実施する南海トラフ地震を想定した陸上自衛隊の訓練に協力しました。
 訓練概要は、阪神南広域防災拠点をメイン会場として、各拠点で実動演習や自治体と防災関係機関との連絡・調整等を重視した通信訓練です。市内では、市役所東館、総合公園、ごろごろ岳、消防庁舎敷地内で行われました。

(市会議員・中島健一)


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