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2015年(平27) 4月30日 議会レポのロゴ No.647

※市長・市議選の結果

 選挙が終わり、次期市長、市議会議員が決まりました。新体制の下、芦屋市が教育、環境、福祉などさまざまな点から、今以上に住みやすい街に発展するよう、今後も頑張ってまいります。 

 さて、「当選御礼」「ご支援、ありがとうございました」と書きたいところですが、書けない事情がありますのでご容赦下さい。

 選挙が済めば、支援をしていただいた人に対して、お礼のあいさつぐらいしたいのですが、あいさつの行為自体にも公職選挙法で制限があります。

●選挙後のあいさつ行為の制限(公職選挙法第178条)
 誰であっても、選挙後は、選挙人に対して、当選または落選に関してのあいさつをする目的で、次の行為はできません。選挙後とは、投票日当日の投票所が閉ざされた時刻以降のすべてをいいます。

   ・選挙人に対して、戸別訪問をすること。
   ・文書図画を頒布したり、掲示すること。
   ・新聞紙、雑誌を利用(広告)すること。
   ・放送設備を利用して放送すること。
   ・当選祝賀会その他の集会を開催すること。
   ・自動車を連ねたり、隊伍を組んで往来したりして、
   「気勢を張る行為」をすること。
   ・当選したお礼として、当選人の氏名、政党・政治団体の名称を
   言い歩くこと。
                        (岡山市のHPより抜粋引用)

 例えば、選挙事務所に「当選御礼」と掲げているのも、立派な選挙違反です。現実にはあまり厳格に適用されていないようですが、違反者には30万円以下の 罰金が課されます。では、何ができるのかというと、自筆による信書(不特定多数は禁止)、答礼のための信書、インターネットの利用(ホームページなど)な どです。

 18歳選挙権の実現が目の前になってきていますが、法令に見られる現実との乖離は、早急に解消して欲しいところです。

 さて、新体制は6月11日からです。議会の新役員などが決まるには、それからもう少し日数がかかり、予定では6月19日から始まる定例議会となります。会派構成や新役員、どうなるのか注目です。

※組織改正 芦屋市
 4月の人事異動に合わせて、組織改正も行われています。市は、国の施策や地方分権の進展に伴う新たな課題に対応できる、そして市民に分かりやすい組織を目指して改正を行いました。主な組織改正は次の通りです。

○新しい課
 ・政策推進課
 市の総合計画や公共施設等総合管理計画の策定など、新たな政策課題や行政改革などの企画、総合調整を推進します。企画課と行政経営課がここに統合されました。

 ・文書法制課
 文書統計課と法制課を統合し、国勢調査のため1人増員。文書法制課のある総務部では人材育成のため、政策研究大学院大学に職員1人を研修派遣します。

 ・社会福祉課
 今年度以降、県から権限委譲される業務に対応するため新設し、併せて福祉医療、臨時福祉給付金等の業務を行います。

 ・高齢介護課
 高齢者福祉政策を総合的・効果的に推進します。高齢福祉課と介護保険課がここに統合されました。

 ・子育て推進課
 子育てに関して新しい支援制度が行われることから、こども施策の円滑な実施と市民窓口の一本化のため設置。こども政策課、こども課、そして保育課がここに統合されました。
   また、相談窓口に保育士を配置。

○その他
・市民生活部
 社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)実施に向けて、また有害鳥獣捕獲等の業務のため、それぞれ職員を増員します。

 ・福祉部
 新たに実施される生活困窮者自立支援事業の推進に向け職員を増員。地域福祉課に地域福祉に関連する施策を集約します。

 ・上下水道部
 下水処理場の運転管理業務を全面委託し、工務職の配置を廃止。

※政治参加で投票率を上げよう
 前回の市長・市議選挙では、およそ有権者の2人に1人しか投票していません。芦屋の未来を左右する大事な機会です。あなたの大切な権利を行使しましょう。
市長・市議会選挙の投票日は…
4月26日(日)午前7時〜

(市会議員・中島健一)


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