2015年(平27) 4月16日
No.646
※ペットボトルキャップ、波紋
エコキャップ推進協会というNPO法人が進めていた「世界の子どもにワクチンを」、実は売却益を寄付していないことがわかり、波紋を広げています。
芦屋市内でもこの運動に取り組んでいた学校園があり、その説明に苦慮しそうです。
ペットボトルのキャップを集めることで、
○集めて分ければ資源 ○キャップをごみとして燃さない
○子どもたちを病気から守る ○障害者の仕事の機会を作る
の4つのいい事につながるとして、主にワクチンの支援として活動が行われていま
した。しかし、報道によると2013年の9月以降「JCV(世界の子どもにワクチンを日本委員会)」に寄付されていないことが発覚、JCV常任理事は「誰
かを助けたい、善意の心を踏みにじったという事は言える」と話しているそうです。
一方の集めていたNPO法人は「使い道の報告転換を図った事実を連絡しなかっ
たことが、今回の誤解を招いてしまった」としています。しかし、エコキャップ推進協会のやり方は、詐欺といわれてもおかしくありません。そもそも、ワクチ
ンのためという目的に賛同する人から善意を集めていたはずです。
ところが、その目的が変わったにもかかわらず発覚するまで事実を黙っていたのでは、善意の悪用、詐欺に近いものがあります。ましてや、寄付を止めた後でも、ワクチンの寄付をしたかのような領収書や報告をしていたのですから。
今後、学校園での対応は、NPO法人には毅然と、協力して頂いた人には丁寧に、善処して欲しいところです。
※市教委、小学校の新設断念
10日に開かれた市教育委員会は、南芦屋浜地区での小学校新設計画について、全会一致でやめることを決めました。
ついこの前行われた施政方針演説にあった政策を、これほど早く撤回することになったのは初めてのことではないかと。
※組織改正 芦屋市
4月の人事異動に合わせて、組織改正も行われています。市は、国の施策や地方分権の進展に伴う新たな課題に対応できる、そして市民に分かりやすい組織を目指して改正を行いました。主な組織改正は次の通りです。
○新しい課
・政策推進課
市の総合計画や公共施設等総合管理計画の策定など、新たな政策課題や行政改革などの企画、総合調整を推進します。企画課と行政経営課がここに統合されました。
・文書法制課
文書統計課と法制課を統合し、国勢調査のため1人増員。文書法制課のある総務部では人材育成のため、政策研究大学院大学に職員1人を研修派遣します。
・社会福祉課
今年度以降、県から権限委譲される業務に対応するため新設し、併せて福祉医療、臨時福祉給付金等の業務を行います。
・高齢介護課
高齢者福祉政策を総合的・効果的に推進します。高齢福祉課と介護保険課がここに統合されました。
・子育て推進課
子育てに関して新しい支援制度が行われることから、こども施策の円滑な実施と市民窓口の一本化のため設置。こども政策課、こども課、そして保育課がここに統合されました。
また、相談窓口に保育士を配置。
○その他
・市民生活部
社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)実施に向けて、また有害鳥獣捕獲等の業務のため、それぞれ職員を増員します。
・福祉部
新たに実施される生活困窮者自立支援事業の推進に向け職員を増員。地域福祉課に地域福祉に関連する施策を集約します。
・上下水道部
下水処理場の運転管理業務を全面委託し、工務職の配置を廃止。
(市会議員・中島健一)
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