2015年(平27) 1月29日
No.635
※徳重議員に対して問責決議
昨年末に行われた定例会で、全会一致(当該議員は除斥)で問責決議が可決されました。全文を記載します。
徳重光彦議員に対する問責決議
議員は選挙で選ばれた代表であり、市民福祉の向上と市政の発展に寄与することが求められている。
議員には、その職務や影響力から、高い倫理の保持が求められ、職務の執行の公正さに対する市民の疑惑や不信を招くような行為を防止し、公務に対する市民の信頼を確保するため「芦屋市議会議員及び市長等の倫理に関する条例」を制定している。
また、「芦屋市議会基本条例」第7条においては、「議員の倫理政治」として、高い倫理的義務が課せられていることを深く自覚し、常に良心に従い、誠実かつ公正にその職務を行わなければならない旨規定している。
しかしながら、徳重光彦議員は、議員という立場にあるにもかかわらず業者帯同の上、個別案件について数件の業者紹介を担当職員に行った行為を自ら認めている。
これら行為は、芦屋市議会議員及び市長等の倫理に関する条例第3条第3号の規
定、「市又は地方自治法221条第3項に規定する市が出資している法人が行う許可、認可又は請負その他の契約に関し特定の企業、団体等を推薦又は紹介する
等その地位や権限を利用して不正にその影響力を行使しないこと。」に抵触するものである。
よって、ここに徳重光彦議員に対し、議員としての責務を認識し、議員としての高い倫理観を求めるとともに、猛省すべきことを勧告する。
以上、決議する。
芦屋市議会
概要だけお知らせする予定でしたが、全文を掲載しておきます。
実は、市民に配布予定の「市議会だより」では、紙面の都合から決議文の一部抜粋(要約や概要ではありません)で済まそうとしていたのですが、ご本人から内容緩和と弁明掲載の修正を求められました。
そんな経緯もありましたので、要約や概要で誤解を受けないよう全文を掲載しておきます。
ちなみに、「市議会だより」を作成している編集委員会では、徳重議員からの申し出についてお断りしました。弁明について広報したいのであれば、ご自身でするのが一番ですし、また、委員会では「反省が足りない」との意見も。
※表決された議案の概要@
※議案名は簡易にしています。
○一般会計の補正予算(3号・4号)
衆議院解散に伴う総選挙に関わる費用計上で約3千万。職員給与費等の削減が約5600万、社会保障・税番号制度システム整備費追加に約2700万、庁
舎・周辺整備事業費追加に約2800万、高齢者バス運賃女性事業費追加に3400万、岩園幼稚園施設整備事業費追加に約1千万などで、歳入歳出予算総額を
約431億4千万円に補正するものです。可決。
○付属機関の設置条例の改正
事業提案型の公募による土地活用をする際に、その事業者を選定する選定委員会を新たに設置するものです。当面は、浜にある元芦屋大学グランド用地の活用
についてを念頭においています。また、教育・保育施設の整備と地域型保育事業者を選定する委員会も設置します。こちらは、新たに導入される幼稚園・保育園
の一体化など、子ども・子育て支援制度に対応して事業を進めるためのものです。可決
○いじめ問題対策連絡協議会等条例制定
いじめ防止対策推進法の規定にもとづいて、市内に表題の協議会、審議会、そして調査委員会を設置するための条例制定です。
いじめ問題対策連絡協議会、いじめ問題対策審議会、いじめ問題調査委員会、それぞれが役割を担っているのですが、うまく機能するのか連携はどうなのか、
と懸念もあります。しかし、上手に活用していき、いじめの予防や解決につながるようにしていかなければなりません。現場の柔軟な対応と活用に期待するもの
です。可決。
○地区集会所の条例改正
潮見集会所の改修に伴い、施設使用料等を定めるために改正するものです。可決
○市民活動センターの条例改正
施設の名称に「芦屋市立」を追加して、市立の施設だと分かりやすくし、開館時間を現在の午前10時から1時間早め、9時からとし、施設使用料を変更するものです。実施は4月から。可決。
(市会議員・中島健一)
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