※中学３年まで、医療費無料に

　現在開会中の定例議会にて、芦屋市は来年７月から中学３年生までの通院医療費を無料にすることを明らかにしました。財源として来年度予算に約１億２５００万を計上するとの事です。

　しかし、保護者の所得により制限があり、年収約８００万を超える人の子供は対象外となる予定。詳細は、新年度予算審議の中で明らかにされることになります。

　現在は、２歳児までの乳幼児が医療費無料で、３歳から小学３年生までは月１６００円(１医療機関あたり)までの通院医療費を補助していることからすると大きな前進で、新たな医療費無料が実施されれば阪神間はもとより、全国的にも進んでいる自治体となります。

※岩園幼稚園の建替と小学整備
　岩園幼稚園では、園舎老朽化のため全面的に建て替えが行われます。これに合わせて、岩園小学校の校舎増築整備が行われます。

　幼稚園では校舎を地上３階建てにし延べ床面積は約１３０００�uに、小学校では給食調理室関係が入る校舎を増築し、屋内運動場の大規模改修、留守家庭学級の整備、既存校舎内の改修、そしてプールの改修も行われます。

　今後のスケジュールとしては、来年１月から幼稚園舎の解体を始め、小学校と幼 稚園の間にある道路の位置変更、再来年の２月から幼稚園建替え工事が本格的に始まり、新館使用は２０１７年の４月からとなります。また、小学校の整備は来 年７月から始まり、校舎を利用しながらの整備となることから、２０１７年の８月までかかる予定です。

※まだ先の話ですが…
　整備と言えば、市庁舎も現在東館が建設中です。この東館が完成すると一部の部署が北館南館より移動することから、執務室の再配置が行われます。これにより、市民が格段に利用しやすくなるらしい、とのこと。
　さてどんな配置になるのか…

※計画作成の当たり年？
　各常任委員会で議案審査の後に、所管事務調査をおこないます。この定例会では、この所管事務調査で当局から出される計画案等が数多く、審査にあたる委員からも読むことすらままならない、とのぼやきが。

　特に民生文教常任委員会では新規の分だけでも、

　　　　障害者(児)福祉計画第６次中期計画
　　　　第４期障害福祉計画
　　　　第７次すこやか長寿プラン
　　　　新型インフルエンザ等対策行動計画
　　　　子ども・若者計画

など、かなりの分量になりました。この他にも次のような

　　　　景観形成基本計画の改訂
　　　　景観計画の策定
　　　　ＪＲ芦屋駅南地区
　　　　市民参画協働推進計画

などなど。各委員さんもお疲れのご様子ですが、全部の委員会に出席する私は、本当に疲れ果てました。
　計画は、立てるだけでは意味がありません。施策の実行と継続が重要です。その意味でも、計画進行管理が大切になります。

（市会議員・中島健一）