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2014年(平26) 11月13日 議会レポのロゴ No.629

※市民文化賞 

 市民文化賞とは、「文化の高揚・生活の向上に貢献した功績が顕著な者に対し、文化賞を贈つてこれを表彰することにより、市民文化の向上発展をはかることを目的とする」ものです。

 今年の受賞者は、公益財団法人アルカディア音楽芸術財団、そして牧野君代さんです。

 アルカディア音楽芸術財団は、関西を中心に幅広く演奏活動を行い、音楽芸術の普及振興と国際文化交流を行うことにより、文化の向上発展を目的として活動されています。
また、視覚障がい者の方への演奏会や、病院・老人ホームでの慰問コンサート、地域の小・中・高等学校での公演など、多くの地域の方々に演奏をされ、音楽の普及振興につとめておられます。

 牧野君代さんは「芦屋市子ども会」の結成当初から関わられ、現在では、愛護委員や公益財団法人兵庫県阪神南青少年本部の役員を務められるなど、青少年の 育成・指導の他、地域の街頭巡回や子どもたちの見守り活動など、地域の安心・安全のネットワークづくりに貢献されてこられました。
また、広くスポーツ文化に普及、振興、奨励にも尽力され教育委員会主催の「子どもの居場所づくり推進事業」では、指導者の中心的立場で活動をされています。

 受賞者の、今後の活躍にもぜひ期待をしたいと思います。

※代表者会議にて
 連休明けに代表者会議を開き、市民からの投書等の対応を協議しました。

 イベント告知のチラシに、協力者として名前を出していた議員の件については、当事者から事情を聴きました。あまり好ましくない行為とは思われますが、金銭等のやり取りもなく不注意だったとして、議長から口頭で注意をすることとなりました。

 また、NPO団体から申し出のあった、各議員にビラ配布の申し出(特定の議員 を批判するビラ)については、配布を了承し、今後もケースに応じて対応することを確認しました。批判されている議員からは、訴訟等も準備しているとの発言 もあり、今後何らかの動きがあるかもしれません。

 前にも書きましたが、こういった件は、各会派や個人の思惑が錯綜します。議長は、ルールに基づき公正で中立の采配をしなければなりませんが、それぞれからの主張も聞かねばならないので大変です。

※県知事との懇談
 阪神間の議会議長との懇談会が持たれたのですが、急遽県知事が出席できなくなり副知事が出席する変更がありました。

 残念ではありますが、阪神間に山積している諸課題の中からピックアップした課題について、県へ対応を要請したところです。その中に、県内全域における県立病院の指針についても聞いたのですが、かなり現状は厳しそうでした。

 県としても、医療機関の最後の砦として整備をしていきたいとしていますが、全国で2番目の病床数があり、なおかつ年160億円の持ち出しがあることや、加えて医師不足などから思うように事を進められていない趣旨の発言がありました。

 その話を聞きつつ、芦屋の市民病院も県との連携も図り、その特徴を更に押し出さなければならないと、改めて思ったところです。

※国保運営協議会
 市長から、賦課限度額の引き上げと出産育児一時金等の金額変更が諮問され、会議が開かれました。

 賦課限度額の引き上げは、中間層の保険料を引き下げるものの、その減少した分の保険料を限度額の引き上げによって、一定以上の所得者に負担してもらうものです。これにより、賦課限度額は77万円から81万円になります。

 出産育児一時金等の金額変更は、給付額そのものに変更はなく、その内訳を変更するもので、市民の方に直接関係はありません。
 いずれも、諮問について異論はなく、市長に対して答申される予定です。今後は、議会に条例改正が提起され審査されます。

(市会議員・中島健一)


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