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2014年(平26) 10月2日 議会レポのロゴ No.623

※莫大な滞納額…

 決算特別委員会において、市税等の滞納金額などが毎年明らかになりますが、その金額の多さになんとも言えない気分になります。
 このくらいの金額なら…、が積もり積もってこの金額。払うべきものはお支払い頂かないと、行政執行に多大な支障が出てきますし、真面目に支払っている人との不公平感、かなりのものがあります。

 滞納件数 29671件
 滞納金額 約24億110万円

※これまでの総計です。自己破産や居所不明などでの不納欠損、権利放棄、時効等で処理されたものは含んでいません。

 その中でも件数や金額が多いものは… (名称は簡易にしています)

○市税滞納     7033件 約11億2790万
○保育所の費用等     892件 約1460万
○霊園維持費                293件  約280万
○市営住宅等の使用料 660件 約1億1220万
○生活保護不正受給の返還金  18件 約1399万
 ○災害援護資金貸付金(震災時のもの)
                  1080件 4億530万
○児童給食費徴収金      155件 約12万
○学童保育の費用         43件 約150万
○特定優良賃貸住宅の費用  26件 約1229万
○市民マナー条例過料     170件 34万
○国民健康保険料    4651件 約5億2653万
○下水道使用料      3821件 約1739万
○介護保険料        1015件 約3429万
○市民病院診察料     1124件 約3324万
○水道料金 7841件 約4687万
  
 他にもいろいろありますが、次週にもう少し内容を紹介したいと思います。

※人口は、ちょっぴり増
 今年の3月末時点での人口(台帳上)は、昨年の同時期に比べて約130人増となっています。

 住民基本台帳によると
    男 4万3924人
    女 5万2575人   合計 9万6499人
       転入 5819人 転出 5579人
       出生  770人 死亡  828人

 数字を見ているだけで、人生の悲喜こもごもが見えてくるように感じます。ところで行旅死亡人という言葉をご存知でしょうか。

 ○行旅死亡人(こうりょしぼうにん)
本人の氏名または本籍地・住所などが判明せず、かつ遺体の引き取り手が存在しない死者を指すもので、行き倒れている人の身分を表す法律上の呼称でもある。(引用 Wikipedia)

 芦屋市でも昨年度2件、該当事案がありました。官報に掲載されるので誰でも見ようと思えば見ることはできます。どんな風に掲載されるかというと、

本籍・住所・氏名不詳、年齢60歳くらいで痩せ型の男性、身長166センチメートル、 青色キャップ帽、灰色ジャンパー、灰色トレーナー、ベージュ色セーター、黒色長袖シャツ、 紺色ズボン、黒色トランクス、茶色革靴着用、腕時計、入歯所持
 上記の者は、平成25年3月6日午前6時45分頃、東京都立代々木公園内で死亡しているところを発見されました。
 遺体は火葬に付し、遺骨を保管しております。心当たりの方は当区福祉部管理課までお申出ください。
                平成25年5月14日 東京都 渋谷区長


 こんな感じです。芦屋市の分は、あまりに生々しいですので他都市のものを引用しました。しかし、なんともやるせないですね。

※公的年金の運用、大丈夫?
 年金といえば、議員年金も何年も前に廃止され、私の老後は国民年金。月7万ほどですから、本当にどうしようと思い悩むことも。
退職金もなし、4年ごとには選挙もあり…。

 私的なことはさて置き、共済年金も厚生年金に来年から一元化され、どこの世界も厳しさがひたひたと迫ってくる感じです。

 さて、そんな中、公的年金の株式運用拡大が閣議決定されています。必ず利益を生み出すならいいのですが、失敗したらほんとどうするのでしょう? 

 国の厚生年金と国民年金の運用主体であるGPIF(年金積立金管理運用独立行 政法人)が、株式などリスク資産運用を拡大します。約130兆円の公的年金積立金を運用する世界最大規模のGPIF。この動向を投資家が手ぐすね引いて見 守っているのが現状です。大切な国民の財産、心配はつきません。

(市会議員・中島健一)


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